農場のハーブたちサフラン(アヤメ科サフラン属) 原産地:南ヨーロッパ・西アジア

サフランの別名をクロッカスとも言うように、園芸種と花姿は似ていますが、スパイスとして利用する花のめしべに違いがあります。
めしべは、ひとつの花からは3本しか採れません。
大量の収穫には相当な手間ヒマがかかるため、貴重なスパイスとしてサフランは群を抜いて高価なものとなっています。
めしべを水に浸した浸出液は「香りづけ」「色づけ」として使うことができ、少量の使用でも大きな効果を発揮します。

農場内の一角に植えた球根から、毎年晩秋になると薄紫色の花が一斉に咲き揃います。その中心のめしべは高価であっても、花の佇まいは威圧的ではなく、可憐な姿に好感が持てます。

  • サフランの花
  • サフランのめしべ