トップメッセージ

エスビー食品株式会社 代表取締役社長 小形 博行

エスビー食品株式会社 代表取締役社長 小形 博行

エスビー食品グループが目指す価値創造

強みを活かした成長戦略

エスビー食品グループは創業から約1世紀にわたり、カレー粉やコショー、わさび、フレッシュハーブなど、日本の食卓に欠かせない製品の開発と普及に努めてまいりました。太古よりスパイスとハーブは、料理をおいしくするだけでなく、生活に欠かせない活力源や生薬としても重宝されてきました。スパイスとハーブの無限の可能性を引き出し、人々の健やかで豊かな暮らしに貢献することが、リーディングカンパニーとしての私たちの使命であると考えています。そのために、当社グループの強みを活かした研究開発や製品開発、新しい事業領域の開拓にも積極的に取り組んでいます。

2017年度よりスタートした「中期経営計画」については、基本方針と4つの重点施策に主眼を置いて活動を続けています。2018年度は、簡単に本格的な料理を作ることができるシーズニングスパイスや、生鮮食品の日持ちの問題や手間を解消するチューブ製品「きざみシリーズ」のラインアップ強化やプロモーション施策に取り組んでまいりました。また、共働き世帯の増加などによる時短ニーズに対応した「とろっとワンプレート」シリーズもご好評をいただくなど、重点施策に基づく取組みの成果が徐々に形となってきています。引き続き、計画達成に向けて鋭意努力するとともに、より中長期的な目線も持ち合わせて活動してまいります。

中期経営計画(2017年度~2019年度)

基本方針

「地の恵み スパイス&ハーブ」の可能性を追求し、コアコンピタンスの進化を図る。

重点施策

  • スパイスとハーブに関する事業をさらに強化し、売上高と利益を拡大させる。
  • お客様のニーズに合った製品や将来の柱となる製品の開発・生産・販売を進めるための体制を強化する。
  • 新しい事業領域の開拓に積極的にチャレンジし、成長分野への投資を行う。
  • 製造部門における生産性を高めるとともに、原価低減と全社的な経費管理の徹底を引き続き進める。

事業を通じた社会課題への取組み

世界的な気候変動や国内の人口減少・高齢化など、社会環境が大きく変化を続ける中で、企業や製品に求められるものは、これまで以上に多岐にわたってきています。エスビー食品グループは、事業を通じて社会課題の解決に寄与することを目指しており、ESG(環境・社会・ガバナンス)やSDGs(持続可能な開発目標)の考え方も取り入れながら、さまざまな活動に継続して取り組んでまいります。

原料調達については、産地の自然環境保全への配慮やフェアトレードへの取組みを進めるとともに、「持続可能なパーム油のための円卓会議(RSPO)」に加盟し、2018年11月より、国内のカレー業界では初めて、認証パーム油を使用した即席製品の製造を開始しています。このパーム油、そして香辛料・紙の調達に関して、「持続可能な調達に関するコミットメント」を制定しており、全社一丸となって取り組んでまいります。これからも企業活動全般から生じる環境への負荷低減を進め、サステナビリティに配慮した調達を推進してまいります。

研究開発、製品開発においては、お客様の視点に立って安全・安心で価値ある製品の開発を行うとともに、さまざまな国や地域のお客様にも当社製品をお召し上がりいただけるよう、ハラール認証製品なども手掛けています。また、スパイスとハーブの機能性に関する研究にも力を入れており、お客様の健康を支える製品の開発を進めていきたいと考えています。

重要な経営戦略のひとつである「ダイバーシティ・マネジメント」については、ワークスタイル変革などの施策の実施だけでなく、マネジメント層へのサポートによる適切な運用の推進など、さまざまな取組みを進めています。また、社員の健康維持・増進に向けた支援策にも取り組んでいます。今後も、多様な人材が主体性を持って活躍できる環境整備に注力してまいります。

コーポレート・ガバナンスについては、意思決定と業務執行のスピードアップを図り、経営環境の変化に迅速かつ的確に対応するとともに、取締役会の実効性を高めるための取組みを継続して進めてまいります。また、子会社を含めたグループ全体の内部統制システムの充実を図り、さまざまなリスクに対する管理体制の強化にも努めてまいります。

健やかで、明るい未来を目指して

これからも、お客様の食卓にしあわせを届け続けるエスビー食品グループであるために、そして、健やかで明るい未来を創っていくために、理念とビジョンの実現を通じて、社会に貢献できる企業となれるよう努めてまいります。そして、ステークホルダーの皆様からいただいたブランドへの信頼が、より社会に役立つ研究や製品開発の原動力となり、社員にも幸せな暮らしや生きがいをもたらす。この好循環を続けていくことが理想です。今後ともご理解とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。