パーム油の調達の取組み

パーム油の調達の取組み

パーム油は、アブラヤシの果肉から採れる油脂で、カレーやシチューのルウ製品を製造する上で主要な原材料です。また世界的にも、その原料の有用性から食品や化粧品などに幅広く利用され、植物油脂の中で最も多く使用されており、その需要は高まっています。
昨今、パーム油の生産地では、農園開発のための熱帯林伐採による生態系の破壊や、農園労働者の人権問題など、さまざまな問題が指摘されています。

エスビー食品は、持続可能な原料調達を目指す取組みの一環として、2017年10月にRSPOに加盟しました。RSPO認証は、適切な管理・製造・流通がなされているパーム油であることを証明するものです。エスビー食品グループは、2018年11月より、認証パーム油の使用を開始しました。

エスビー食品グループの全製品に使用しているパーム油を2023年度中に100%RSPO認証油に切り替え※1、今後もこの取組みを継続するとともに、2030年度を目標として産地、サプライヤーとの連携を通じて、持続可能な調達実現のためのエンゲージメントの構築※2を目指します。

2023年3月までの切替え率は21.4%となっています。

※12023年度100%RSPO認証(マスバランスとブックアンドクレームの組み合わせにより)達成を目標

※2定期的な現地調査、サプライヤーを通じた農園や現地工場との連携、及び小規模農家支援、苦情処理手順の構築

持続可能な調達に関するコミットメント

※ RSPO認証

RSPO認証

目的 持続可能なパーム油の生産と利用を促進すること
認証主体 RSPO:持続可能なパーム油のための円卓会議(Roundtable on Sustainable Palm Oil)の略称で、WWF(世界自然保護基金)と、パーム油産業に関わるステークホルダー(メーカー、小売、環境団体など)によって設立された非営利の会員組織
主要ルール ・プランテーションの運営が原則と基準に沿って行われていること
・つくられたパーム油が加工、流通の段階で適切に管理されていること