フェアトレード・有機認証香辛料の取組み

フェアトレード・有機認証香辛料の取組み

主要香辛料について、2030年を目標として安全・人権・環境・コンプライアンスに配慮した持続可能な調達を目指します。目標達成に向けた調査・分析・改善活動の3つのステップを設定し、現在はサプライヤーへの調査活動を実施しています。

これまでに、サステナビリティ調達基本方針の5項目に基づいたアンケート調査を実施し、その結果について内容を精査してきました。現在はTV会議を用いることで、より先進的な取組みを行っているサプライヤーへの詳細なヒアリングを実施しています。また、フェアトレード・有機認証香辛料の調達や契約栽培の拡大も引き続き進めていきます。

主要香辛料:こしょう・唐辛子・マスタード・パセリ・ローレル・オレガノ・わさび・ターメリック・コリアンダー・クミン

持続可能な調達に関するコミットメント

フェアトレードの取組み

フェアトレード図

フェアトレードとは?

フェアトレード=「公平・公正な貿易」。
つまり、開発途上国の原料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、開発途上国の生産者・労働者の生活改善と自立を促し、経済格差をなくす「貿易の仕組み」のことです。

フェアトレードを通じて産地の暮らしも豊かに

エスビー食品は輸入者・製造者の立場からスパイスやハーブの生産者の持続可能な生活を支える活動の一環として、国際フェアトレード認証を取得しています。国際フェアトレード基準では、生産者の持続可能な生活が守られる取引価格の支払いに加え、地域の社会開発のための資金としてフェアトレード・プレミアム(奨励金)の支払いが義務付けられています。プレミアムは農機具の購入や、農業スキル向上のためのトレーニング、地域活性のための設備の充実などに使用され、産地の生活向上に役立てられています。

  • 農家への農業物資の提供
  • 技術支援の様子
国際フェアトレード認証

国際フェアトレード認証

目的 開発途上国の原材料や製品を適正な価格で継続的に購入することにより、開発途上国の生産者・労働者の生活改善と自立を促し、経済格差をなくす「貿易の仕組み」を国際社会の中で構築する
認証主体 国際フェアトレードラベル機構
主要ルール ・適正な価格による継続した取引が保証されていること
・生産者、労働者の労働環境が保証されていること

ORGANIC SPICE 国際フェアトレード認証商品(一部抜粋)

2009年以来エスビー食品は「ORGANIC SPICE」シリーズを通じて、国際フェアトレード認証を取得したスパイスやハーブをお客さまの食卓へお届けしています。2024年9月には国際フェアトレード認証製品として8品目が追加されました。(シリーズ全66品目、うち29品目が国際フェアトレード認証製品)
これからも、生産者の豊かな生活とお客さまの安全・安心な食生活に貢献する製品づくりに取り組んでまいります。

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有機認証香辛料の取組み

エスビー食品は、 2005年に「有機スパイス」シリーズの発売開始から現在の「ORGANIC SPICE」シリーズに至るまで、農薬や化学肥料などの化学物質を使用せず、自然の力で栽培された安全・安心、かつ品質にこだわりのあるスパイスをお客様にお届けしています。

有機栽培は、生産地の土壌や水、生態系への負荷が少ない農法です。有機栽培を推進するお取引先様との信頼関係に基づいた調達を継続して行うことにより、持続可能な産地の保全に貢献します。

また、売上の一部はWWFジャパン(公益財団法人世界自然保護基金ジャパン)に寄付されており、自然保護活動への貢献の一助となっています。

ORGANIC SPICE ORGANIC SPICE

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オーガニックとは?

国際的に有機(オーガニック)農業の推進活動を行っているIFOAM(国際有機農業運動連盟)は、有機農業の原則として以下の4つを掲げています。

健康の原理 有機農業は、土・植物・動物・人・そして地球の健康を個々別々に分けては考えられないと認識し、これを維持し、助長すべきである。
生態的原理 有機農業は、生態系とその循環に基づくものであり、それらと共に働き、学び合い、それらの維持を助けるものであるべきである。
公正の原理 有機農業は、共有環境と生存の機会に関して、公平さを確かなものとする相互関係を構築すべきである。
配慮の原理 有機農業は、現世代と次世代の健康・幸福・環境を守るため、予防的かつ責任ある方法で管理されるべきである。
有機JAS認証

有機JAS認証

目的 農林水産省が定めた有機JAS規格に基づいて有機栽培されたものであることを保証し、消費者にも有機栽培に基づいた商品であることを明示する
認証主体 農林水産省が認めた登録認証機関
主要ルール ・2年以上農薬、化学肥料を使用しない畑で栽培された農産物であること
・認証がなければ「有機」「オーガニック」と表示できない