商品における環境配慮

商品開発業務における環境への配慮

商品開発部門では3R(リユース、リデュース、リサイクル)を推進するプロジェクトチームを組織し、新商品の研究開発や既在商品の見直しに際して、常に環境に配慮した商品設計と容器包装の適正化を図っています。

2021年度においては、粘体香辛料、即席ルウ、レトルト、パスタソース、フレッシュハーブ商品において段ボール資材の重量削減を行うことで、年間約87トンの包装資材削減を実現しました。
また、プラスチック削減項目として、段ボール開封用テープ不使用化や商品包装、ボール形成用シュリンク、商品パーツ包装フィルムの適正サイズへの見直しや薄層化の実施も進めています。

CO2排出量削減の取組み

環境負荷の少ない資材の採用

「ゴールデンカレー・ハヤシ」「濃いシチュー」などの即席ルウ製品のトレー容器の一部にバイオマスプラスチックを使用することにより、年間約108トン※1のCO₂排出量の削減が可能になりました。
さらに、洋風スパイスシリーズ「ORGANIC SPICE」は、瓶タイプにおいて中栓にバイオマスプラスチックを採用したほか、袋タイプでは油性グラビア印刷からデジタル印刷へ切り替えるなど、印刷方法を最適化し、さらに材料の一部にリサイクル材を使用することで、パッケージに関わるCO₂排出量を従来の仕様から約4割※2削減しました。

※12023年の生産数量を元とした当社算出値

※2・CO₂排出量の算定範囲はパッケージに関わる①原料の調達・製造、②製造、③輸送、④廃棄・リサイクル
・ORGANIC SPICE 袋入りシリーズの販売見通しに基づき、1ロット当たりの CO₂排出量として算定
・印刷方式の変更、リサイクル材の活用、付け合わせ印刷の実施、などの効果を含む
・第三者のレビューを受けた算定結果

環境負荷の少ない資材の採用

電子レンジ対応製品の拡大

中期経営計画非財務目標のKPIとして「家庭用レトルト製品のレンジ対応化率」を設定し、40%を目標とするなかで、2023年度はレトルトカレーの「噂の名店」シリーズを電子レンジ対応パウチに変更したことから、家庭用レトルト製品のうち71.6%が電子レンジ対応パウチとなりました。
これにより、調理の時短・簡便化だけでなく、それに伴うCO₂排出量削減が見込まれます。

食品ロス削減に対応した商品

ラクしぼりチューブ

チューブ入り香辛調味料

使いやすさを改善した新型チューブ「ラクしぼりチューブ」を2012年8月より本生シリーズに導入しました。
その他のチューブ製品にも、この「ラクしぼりチューブ」を採用しています。

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