BASICS OF FRESH HERBS

フレッシュハーブの
基本

フレッシュハーブをおいしく楽しむコツ。

  • 準 備
  • 使い方
  • 保存方法

HOW TO PREPARE 準 備

フレッシュハーブの準備は、
水洗いから。また、元気な状態に
保つ整え方をご紹介します。

フレッシュハーブを洗う

フレッシュハーブの準備は、水洗いから。
やさしく扱うことがポイントです。

やさしく水洗い

できるだけ摘みたての状態でお届けするために、フレッシュハーブは、そのまま洗わずに出荷しています。必ず水洗いしてから、お使いください。

汚れやホコリなどを
落とします

葉をつぶしたり、折ったり、傷をつけたりしないよう注意します。水を入れたボウルなどに、フレッシュハーブを入れ、やさしく押し洗い。
特に繊細で柔らかな葉のものは、そのまま手に触れずに汚れやホコリが自然に流れ落ちるようにします。

MEMO
● やさしく洗う必要があるハーブ
  • チャービル
  • ペパーミント
  • クレソン
  • ディル
  • フレンチタラゴン
  • フェンネル
  • オレガノ
  • パクチー
  • サラダセロリ
  • スペアミント
  • ルッコラ
● 特に注意して洗いたいハーブ
  • スィートバジル
  • ベビーリーフ
洗った後は、
しっかりと水切りします

小さな葉に付着した余分な水気も、傷みの原因に。バットや金ザル、キッチンペーパーの上などに重ならない様に広げて、すみやかに水気を取り除くようにします。

フレッシュハーブを整える

使う準備のできたフレッシュハーブは
できるだけ元気な状態に整えておきます。

吸水させておく

水を入れたコップなどにさして、吸水。
この際、水の中で茎を切る「水切り」をするとよく水分を吸い上げ、シャキッとした状態に。キッチンや食卓で、必要な量を摘みとり利用します。

切り口を湿らせておく

茎の切り口を湿らせたキッチンペーパーなどに包んでおいて、乾燥を軽減させます。

HOW TO USE 使い方

料理に応じて使い分けましょう。
調理の直前に扱うことが
ポイントです。

葉を摘んで使う

多くのフレッシュハーブは、葉を丁寧に摘んで利用します。
肉や魚の素材にまぶしたり、料理に散らしたり。ハーブティーを作る際も葉を摘んで使います。葉を摘むときに、指でつぶさないように注意しましょう。

MEMO
● タイムなどの硬い茎から葉をとるとき

指先で茎をおさえ、すべらせると簡単に葉がとれます。

● ディルやフェンネルなどの
やわらかな葉をとるとき

繊細な葉を指で押しつぶさないように、葉元をつまんで、軽く引っ張るようにして茎から葉を外します。

刻んで使う

刻んだフレッシュハーブは、ソースやドレッシングなど他の調味料に合わせやすいほか、薬味に使ったり、料理素材にまぶして臭み消し、香りづけにも利用します。
みじん切りにするか、葉の形を残しつつ切るかで、香り、彩り、食感の印象も変わります。

MEMO

金気のある包丁を使うと、フレッシュハーブが変色してしまうことがあるので、ステンレスやセラミック製の包丁を使うことをおすすめします。
また包丁で刻むときは、まな板の上にキッチンペーパーを敷いておくと、刻んだ葉からでる水分を吸いとり、まな板ににおいや色が残りません。

茎葉ごと使う

茎葉、小枝をそのまま料理の飾り、盛りつけに使います。ローズマリーやタイムなどを煮込み調理の香りづけに利用するようなとき、後から取り出しやすいように茎葉ごと使うと便利です。

MEMO

セージやパセリなどは茎葉ごと素揚げにするのもおすすめ。香りの強いハーブでも、揚げると香りがおだやかに、食べやすくなります。

フレッシュハーブの
主な活用法
刻んで使う
素材にまぶす、仕上げに散らす。調味料やパン粉とあわせ、ハーブだれやハーブ衣に、ごはんに混ぜてハーブライスに。ハーブは1種類でも、ミックスしても。乾燥スパイスやハーブのように使える楽しみが広がります。
調理を通して風味づけ
タイムやローズマリーなどのハーブを肉や魚と一緒に焼く、煮る、蒸す。スープやシチューの煮込み時などに加えて。
トッピングやサラダに
料理の飾りや付け合わせ、ハーブ風味のサラダやスムージーなどに。
ハーブオイル&ハーブビネガー
使い残したハーブを油や酢の瓶に入れて1〜2週間。まろやかなハーブの風味がついてサラダや料理のドレッシングやソースに。 ※フレッシュハーブは、さっと水洗いしてしっかりと水けをとってからお使いください。容器はガラス製のボトルや保存瓶を用いて、煮沸消毒等処理したものをお使いください。
フレーバーウォーター
バジルやミントなどのハーブを容器に入れ、水を注いで冷蔵庫で半日ほど冷やすだけ。レモンやはちみつなどお好みで加えて。
ハーブティー
ポットにハーブを入れ、熱湯を注ぎ、ふたをして蒸らします。数種のハーブを合わせたり、緑茶や紅茶にブレンドしたり。
余ったフレッシュハーブの使い方はこちら

HOW TO KEEP 保存方法

フレッシュハーブは
野菜と同じように低温で、
適度な湿度を保ち、
傷めないように保存しましょう。

基本は、
「低温・適度な湿度を保つ・
傷めない」

野菜と同じ食品と考え、保存をします。同様に、できるだけ鮮度の良いうちに使うようにしましょう。
冷蔵庫では、乾燥した、冷たすぎる風が直接当たらない野菜室に、袋などの密封できる容器に入れて、植物が生育しているように立てた状態で保存します。
また、洗って水気を残したまま置いておかないことも、大切です。
葉が黒くなる、しおれるなどの傷みにつながる原因をつくらないように扱いましょう。
季節や保存状態などによっても、保存に適する温度は異なります。
主な各ハーブのおおよその目安は、次の通りです。

フレッシュハーブの保存に適する温度
保存温度
アイテム
5〜7℃
  • スペアミント
  • イタリアンパセリ
  • オレガノ
  • ルッコラ
  • ペパーミント
  • ディル
  • セージ
  • パクチー
  • レモンバーム
  • フェンネル
  • チャービル
  • ベビーリーフ
  • フレンチタラゴン
  • など
7〜10℃
  • タイム
  • レモングラス
  • ローズマリー
10〜15℃
  • スィートバジル
余った
フレッシュハーブの活用法

フレッシュハーブが使い切れずに余ったり、庭やベランダで育てているハーブが収穫できるようになったら、是非作りたいのがハーブペーストやハーブオイルなどのオリジナル調味料です。
お好みのハーブを組み合わせて、オリジナルの香りを楽しみましょう。

ペーストにして
冷凍する
ハーブペースト
ハーブをペースト状にしてから冷凍保存することもできます。パスタやサラダ、肉・魚・野菜のソテー、トーストなどに幅広く使えます。
バターに混ぜ込んで
冷凍する
ハーブバター
刻んだハーブを室温に戻したバターに混ぜ込んでから冷凍することができます。 使うときは、必要な量だけ切り分けます。トースト、ステーキや魚のソテー、パスタ、ピラフ、キノコ炒めなど幅広く使えます。
液体につけて
香りを移す
ハーブオイル
ハーブを、ビネガーやオイル、醤油などの液体につけて香りを移すことで、長くその香りを楽しむことができます。ハーブビネガーは、食卓に置いてレモン代わりにサラダや揚げ物、肉や魚のソテーにふりかけるなど、用途は自由自在です。ハーブオイルも、ドレッシングの材料や、肉や魚のソテー、パスタなどに、幅広く使えます。
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