人権

エスビー食品グループでは、事業活動が直接または間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを認識し、当該事業に関わるすべての人々の人権を尊重すべく「エスビー食品グループ人権方針」を策定し、人権尊重への取組みに努めています。

人権方針

人権マネジメント体制

「エスビー食品グループ人権方針」に基づいて、人権部会が中心になり、コンプライアンス部会やサステナブル調達推進部会と連携しながら、全社的な人権尊重の推進・啓発・人権リスクの調査・把握を行い、人権尊重の実践に努めています。なお、リスクマネジメント委員会では、人権に関するものも含めたリスクアセスメントを実施しています。

国連グローバル・コンパクトへの署名

当社では、サステナビリティ推進の強化のため、国際連合が提唱する「国連グローバル・コンパクト」に2022年2月に署名し、参加企業として登録されました。あわせて、当団体に署名している日本企業などで構成される「グローバル・コンパクト・ネットワーク・ジャパン」に加入し、ベストプラクティスの共有などを通してサステナビリティの推進に取り組んでいます。

人権尊重の取組み

「S&Bホットライン」の設置

エスビー食品グループでは、あらゆるハラスメントの禁止を明確に定めるとともに、早期発見や是正・再発防止策を通じてコンプライアンスの強化を図っています。その取組みの一つとして、グループの役員・従業員全員を対象とした相談窓口「S&Bホットライン」を設置しています。安心して働ける企業風土づくりに引き続き取り組んでいきます。

原料調達における人権の配慮

エスビー食品では、「持続可能な調達のコミットメント」ならびに「サステナビリティ調達基本方針」に基づき、サプライチェーンにおける人権配慮の取組みを推進しています。

取組みの一つとして、エスビー食品の主要香辛料を含む原資材サプライヤーに対し人権配慮、労働環境遵守状況に関するアンケートを実施しており、人権課題の把握に努めています。特に児童労働や強制労働のリスクの高いといわれる、香辛料やパーム油については、サプライヤー・生産者との人権リスクに関する対話を進めています。

今後もサプライヤーをはじめとしたさまざまなステークホルダーの皆さまと協働し、現地の実情確認なども含めた、サプライチェーン全体における適正評価の取組みや苦情処理メカニズムの構築も検討し、人権デュー・デリジェンスの取組みを推進していきます。

サステナビリティ調達基本方針

有識者ダイアログ

自社の事業の範囲だけでなく、広い視点で人権に関する課題感を認識することを目的として、有識者ダイアログを実施しています。

有識者ダイアログPDFファイルを開きます

役員・従業員への人権啓発・教育

人権啓発に関する役員・従業員教育の一環として、外部有識者による「ビジネスと人権」をテーマとした講演会を開催しました。
講演会では、経営層を中心に、さまざまな質問や意見交換がなされ、人権に関する理解を深めました。
この講演内容は社内ネットワーク上で公開しています。
また、人権のテーマを含むeラーニングを定期的に実施し、従業員の理解浸透に役立てています。