忍野試験農場では、毎年若手技術系社員の研修を行っており、今年は夏場での実施となりました。
商品開発に関わるメンバーにとって、原料の栽培現場を見て、実際に手を動かす研修は、とても貴重な機会です。
講義に加え、わさび田の作土洗いやハーブの移植などの農作業を行うほか、収穫したハーブを使った調理実習も行われます。
試験栽培中のわさびを前に講義を受ける研修生たち
フレッシュハーブの収穫・試食
今回の研修では収穫したハーブを使い、昼食にジェノベーゼパスタとタラゴン入りオムレツを作ったようです。その様子をのぞいてみましょう。
ジェノベーゼパスタ作り
レシピを参考にジェノベーゼパスタを作ります。
①色鮮やかでおいしそうなバジルの葉を厳選して収穫します。
試験栽培中のバジル
収穫したバジルの葉
②炒った松の実、粗く刻んだニンニク、忍野試験農場育ちのバジルをフードプロセッサーへ入れ、さらにパルメザンチーズ、オリーブオイル、塩、ブラックペッパーを加えてよく混ぜ合わせれば、ジェノベーゼソースの出来上がりです。
フードプロセッサーにバジルなど材料を投入
ジェノベーゼソースの出来上がり
③ゆであがったスパゲッティとジェノベーゼソースを混ぜ合わせ、お皿に盛り付けて最後にバジルの葉を飾り付ければ出来上がりです。
スパゲッティにジェノベーゼソースを合わせます
つみたてのバジルの葉を飾り完成
タラゴン入りオムレツ作り
レシピを参考にタラゴン入りオムレツを作ります。
※使用したハーブはフレンチタラゴンのみです。その分多めに入れました。
①タラゴンを収穫します。タラゴンはキク科のハーブで、すらりとした葉を持ち、甘く爽やかな香りが特徴です。丁寧においしそうな葉を選んで収穫していきます。
タラゴンの収穫風景
収穫したタラゴンの葉
②収穫したタラゴンを洗ってから茎を除いて、みじん切りにします。ボウルに卵、塩、ホワイトペッパーそして刻んだタラゴンを加えて混ぜ合わせます。
タラゴンを細かくきざみます
タラゴンと卵との相性は抜群です
③フライパンを熱し、バターを入れ、混ぜておいた卵を流し入れ、半熟状になるまで菜箸で底から大きくかき混ぜます。卵を手前からフライパンの奥まで寄せ、上手に裏返してお皿に盛って出来上がりです。
食べた際の風味を想像しながら調理します
タラゴン入りオムレツの完成
完成した2品は、みんなで出来栄えを評価しながら試食しました。
研修生からは「フレッシュハーブの豊かな風味を感じた。ドライハーブとの違い、それぞれのおいしさを比較してみたい」などの感想が挙がったほか、「スパイスやハーブの使い方を今後も積極的に体験し、特徴を知っていきたい」との声も聞かれました。
自ら収穫したハーブを調理し食する体験を含め、今回学んだことは研修生にとって貴重な経験になったようです。