エスビー食品グループでは、サステナビリティ推進体制のもと、重要度の高い課題(マテリアリティ)を特定し、活動目標として「エスビー食品ミッション」を定め、第3次中期経営計画の目標とKPIを設定しています。
サステナビリティ推進体制
エスビー食品グループでは、取締役会の直轄組織であり、代表取締役社長が委員長を務めるサステナビリティ委員会を中心にサステナビリティを推進する体制をとっています。また、その下部組織である環境部会、人権部会、サステナブル調達推進部会、サステナブル商品開発部会、エンゲージメント推進部会の5部会にて、サステナビリティに関する目標設定や進捗状況の達成内容の評価などを行っています。
サステナビリティ委員会および各部会の活動
2023年度はサステナビリティ委員会を2回開催し、各部会の協議事項に基づいて、サステナビリティ課題に対するモニタリングや推進部会への指示・アドバイスを行い、その活動を取締役会へ報告しました。各部会の役割と2023年度の活動内容は以下の通りです。
役割 | 主な活動 | |
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環境部会 | 気候変動や生物多様性などの環境課題への取組み推進(目標策定・進捗管理) |
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人権部会 | エスビー食品グループの人権デュー・デリジェンス体制の構築・運用の推進 |
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サステナブル調達推進部会 | 自社製品に関連する持続可能な原材料調達(コミットメント)の推進 |
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サステナブル商品開発部会 | 持続可能な製品の企画・開発に必要な情報収集・発信と活動の推進 |
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エンゲージメント推進部会 | 価値創造の源泉である従業員の意識改革と好循環の推進 |
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マテリアリティ【重要課題】特定プロセスとエスビー食品ミッション【活動目標】の策定
※数字は下記のマテリアリティの項目と連動しています。
エスビー食品では、外部の専門家の協力のもと、食品業界に関連する社会課題を網羅的に抽出し、社内外のステークホルダーへのアンケートを通して重要度を評価し、その結果を踏まえて、エスビー食品にとって重要度の高い課題(マテリアリティ)を特定してきました。第3次中期経営計画の策定に際し、企業を取り巻く環境や社会情勢の変化などを考慮したうえで、マテリアリティの見直しを行いました。今後も第3次中期経営計画が終了する2025年度末を目安としながらも、社会からの要請事項を鑑み、サステナビリティ委員会が中心となって定期的な見直しを行っていきます。
さらに、特定したマテリアリティの活動目標として「エスビー食品ミッション」を掲げています。この活動目標のもと、事業を通じて持続可能な社会と企業の実現を目指し、バリューチェーンの各段階において、社会・環境に配慮した製品の提供、環境負荷の低減や、ダイバーシティの推進といったさまざまな活動に継続して取り組んでいきます。また、「エスビー食品ミッション」は、第3次中期経営計画の各戦略においても反映されています。