海外でのコミュニケーション

輸出専用製品の強化

海外売上高比率を高めるため、輸出専用製品の開発・販売を強化しています。これらの製品は各国の法規制に従って開発され、その数は100種類以上にのぼります。特に、海外売上の約8割を占める「ゴールデンカレー」「ねりわさび」「うまみトッピング(具入りラー油)」の3つが主力製品です。

カレー

ジャパニーズカレーは、インドカレーやタイカレーに次ぐ「第3のカレー」として認知される国や地域が増えています。重点エリアを中心に、日本の食文化を広めるための食の展示会やイベントに積極的に参加し、主力製品であるゴールデンカレーをはじめとしたS&Bブランドの認知度向上に努めています。また、欧米でのプラントベースミートへの注目度の高さに着目し、2023年2月にプラントベースプロテインを使用した「ゴールデンカレーレトルト プラントベースドプロテイン」を発売するなど、各国の多様なニーズに対応した製品政策を進めています。さらに、ウェブやSNSでのデジタル施策を強化することで、店頭での製品回転率が向上するなどの成功事例も見られ、他のエリアでも展開を進めています。

わさび

当社は、日本食を代表する「寿司」に欠かせない「わさび」を創業期より販売してきました。世界中に「わさび」を広めるため、各エリアで異なる戦略を策定し、推進しています。アジアでは日本食レストランに対し、日本の伝統的な使用方法の啓発とともに、現地で人気の食材や調味料と合わせたレシピを提案しています。また、欧州、豪州、米国のローカルレストランでは、現地の食文化と融合した使用方法で普及に努めています。さらに、北米、欧州、ASEANでは業務用粉わさびの拡売にも注力しています。

うまみトッピング(具入りラー油)

2020年に発売された「うまみトッピング」は、カレー、わさびに続く第3の柱として、近年順調に売上を伸ばしています。米国では寿司ロールにチリソースやフライドオニオンと一緒にかけて使用され、ベトナムではシーフードレストランでわさびと一緒に使われるメニューもみられます。また、ジャパニーズカレーの専門店が増えている韓国や香港では、カレーのトッピングとして使用されています。用途を限定せず、その国や地域の食材と合わせた多様なレシピを提案し、さらなる売上拡大を目指します。

海外営業について

海外消費者向けの取組み

海外消費者向けの取組み

エスビー食品は1人でも多くの海外のお客様に「S&B」ブランドを認知していただくために、小売店における店頭試食や調理レシピの配布だけではなく、日本で開催される輸出を対象とした展示会への出展や、海外で開催されるFOOD EXPO、日本の食文化を広める現地イベントなどにも参加し、売場以外のさまざまな場面でのPR活動を推進しています。

また、英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語での海外版ウェブサイトを公開し、商品の基本的な調理方法から、使用場面の提案までさまざまな情報発信を行っています。

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