香りを引き出すポイントは?

スパイス&ハーブには料理においしそうな香りをつけて食欲をそそったり、肉や魚などの素材の臭みを抑えてくれる働きがあります。
その香りの正体は、精油(エッセンシャルオイル)といわれる揮発性成分。この精油は、植物中の組織や細胞に蓄えられ、それが破壊されたときに鮮烈な芳香を発生させます。この原理を利用して香りを引き出します。

香り(精油成分)が閉じ込められている組織・細胞を壊して香りを引き出すには、以下のような方法が効果的です。

ミルなどで挽く

ビンの底でつぶす

指で砕く

加熱する(スタータースパイスなど)

ちぎる/切り込みを入れる

もむ

たたく

種、実などを使うスパイス&ハーブの場合
ミルなどで挽く、ビンの底でつぶす、砕く、加熱する(スタータースパイス)
葉を使うスパイス&ハーブの場合
ちぎる、刻む、切り込みを入れる、もむ、砕く、たたく

スタータースパイスって何?

インドでは調理の最初に、ホールスパイスを油で炒め、油に香りを移してから具材を炒める手法がよく使われます。
このように、調理の最初の段階で使用されるスパイスを「スタータースパイス」と呼び、クミンやマスタード(シード)などがその代表的存在です。

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