人権尊重の取組み

エスビー食品グループでは、事業活動が直接または間接的に人権に影響を及ぼす可能性があることを認識し、当該事業に関わるすべての人々の人権を尊重すべく「エスビー食品グループ人権方針」を策定し、人権尊重への取組みに努めています。

人権方針

人権マネジメント体制

当社グループは「エスビー食品グループ人権方針」に基づき、企業活動における人権尊重に取り組んでいます。

人権部会が中心になり、コンプライアンス部会やサステナブル調達推進部会、リスクマネジメント委員会と連携し、全従業員への啓発や人権リスクの調査・把握を推進しています。社内に対しては、全社的なリスク管理体制のなかで人権を含むリスクアセスメントを実施しています。

また、サプライチェーンに対しては、リスク評価・対応・モニタリングなどのプロセスを通じた人権デュー・ディリジェンスを推進するとともに、さらなる体制の強化に努めています。これらの活動は、ステークホルダーやNPO法人などと積極的な対話をもつことにより、実効性が高まると考えています。

人権マネジメント体制図

救済へのアクセス

当社グループでは、すべての役員・従業員が安心して働ける環境づくりの一環として、人権方針に基づいた各種規定により、あらゆるハラスメントの禁止を明確に定めるとともに、早期発見・是正・再発防止に取り組んでいます。

その取組みの一つとして、当社グループの役員・従業員全員が匿名で相談・通報ができる「S&Bホットライン」を社内に設置し、迅速かつ適切な対応を図る体制を整えています。また、サプライチェーン全体で人権や労働に関する懸念の申し立てが可能になるよう、2025年度中のグリーバンスメカニズム(苦情処理メカニズム)整備に向けて準備を進めています。

社内外問わず、救済へのアクセスを確保することで透明性の高い人権マネジメントを推進していきます。

サプライチェーンにおけるサプライヤー・生産者との対話

サプライヤー・生産者との対話

エスビー食品グループでは、「持続可能な調達のコミットメント」ならびに「サステナビリティ調達基本方針」に基づき、サプライチェーンにおける人権尊重の取組みを推進しています。

主要香辛料を含む原資材サプライヤーに対して人権配慮や労働環境の遵守状況に関するアンケート調査を定期的に実施しており、リスクの把握に努めています。特に、児童労働や強制労働のリスクが高いといわれている香辛料やパーム油について重点的な取組みを行っており、サプライヤーや生産者との直接対話や現地訪問を通じて実態の確認や意見交換を行っています。

今後もステークホルダーとの取組みを深めながら、人権デュー・ディリジェンスの実効性向上を目指していきます。

サステナビリティ調達基本方針

人権リスクへの対応と社内意識の醸成

当社グループでは、人権尊重のリスク把握や社内浸透を図るため、人権部会を中心に各部署へのヒアリングや意見交換を継続的に実施しています。これらの活動は、リスクマネジメント委員会とも連携しており、全社的な人権リスクの把握と対応に資する取組みとして位置付けられています。

また、啓発活動の一環として、全従業員を対象とした社内eラーニングにおいても人権に関する項目を盛り込み、従業員一人ひとりの理解促進を図っています。

従業員が安心して働ける環境づくり

エスビー食品グループでは、お客様、お取引先様、およびその他の関係者様に安全で質の高いサービス・情報の提供するため、従業員が心身ともに健康で安心して働ける職場環境を整備し、カスタマーハラスメントに対する基本方針を策定しています。

カスタマーハラスメントに対する基本方針