「香りを科学する」その13香菜(パクチー)名は体を表す 番外編
~「FOODEX JAPAN 2018」出展~

鮮烈な香りが人気のパクチー。
その特徴的な香りには、(E)-2-ドデセナールなどの、アルデヒドと総称される成分が深く関係しており、葉、茎、根の部位別で香りの強さが異なります。

このようなパクチーの香りの秘密や栽培情報を多くの方々に知っていただけるよう、エスビー食品ならではの情報発信を行う機会がありました。その様子をご紹介します。

2018年3月6日(火)~9日(金)、千葉・幕張メッセでアジア最大級の食品・飲料専門展示会「FOODEX JAPAN 2018」が開催され、当社は昨年に引き続き出展しました。

エスビー食品のブース

当社ブースのメインテーマのひとつはパクチーです。
研究開発部門からは、香気成分の分布に関する研究内容や学会発表に関するパネルとあわせて生のパクチーなどの展示を行い、実際に触れて香りをかぐことでより深い魅力を感じていただくことを目指しました。

(1)研究開発情報の展示
(2)パクチー(播種から15日頃)
(3)パクチー(播種から3ヶ月頃)

来場者の方からは「パクチーの生長に関する情報を初めて知った」「花を初めて見た」という感想のほか、「根にも香りがあるとは思わなかった」「葉と根でこんなに違うとは驚き」との感想もいただくなど、パクチーの葉・茎・根の部位別に香りの強さが異なることに驚きを感じる声も多く、研究内容のパネルとともに興味深く見学される姿が見られました。