バリューチェーンにおける環境配慮

エスビー食品グループでは、製品開発から製造に至る各過程で環境負荷の低減を目的に、さまざまな取組みを進めています。
持続可能な製品づくりを目指し、品質と安全性の確保とともに、環境への負荷を減らす取組みを継続してまいります。

パッケージへのバイオマスプラスチックの採用

「本生」「風味推薦」「名匠」シリーズ

「本生」「風味推薦」「名匠」シリーズをはじめとしたチューブ入り香辛調味料製品全品※1において、チューブ・キャップの素材を見直し、容器包装プラスチック重量の10%以上を環境配慮型素材であるバイオマスプラスチックに変更しました。
これにより、製品の品質や安全性を維持したまま、年間約152t-CO₂※2の削減を見込んでいます。

※1お徳用シリーズなどのボトル形態は除く

※2・ 2024年度の生産数量を元とした当社算出値
・第三者によるレビューを受けた算定結果ではありません。
・一部に第三者から提供された情報を用いて算定したものであり、その正確性、完全性について当社が保証するものではありません。
・新たな情報に基づいて予告なく変更する可能性があります。

ロングセラー製品のパッケージ見直し

「まぜるだけのスパゲッティソース」シリーズ

2025年2月より、発売から35年以上のロングセラーパスタソースシリーズ「まぜるだけのスパゲッティソース」シリーズの外装を紙パッケージに変更してリニューアルしました。従来のパッケージを環境に配慮した素材に変更することで、年間約145トン※3のプラスチック使用量を削減、CO₂排出量も約4割※4の削減が可能となりました。

製品における環境配慮の取組みを進めるべく、今後も既存品を含めたパッケージの改良・見直しを図っていきます。

※32023年1~12月年間生産数量から試算

※4包材1個あたりの温室効果ガス排出量(原料調達~廃棄)から試算

食品ロス削減に対応した商品

ラクしぼりチューブ

チューブ入り香辛調味料

使いやすさを改善した新型チューブ「ラクしぼりチューブ」を2012年8月より本生シリーズに導入しました。 その他のチューブ製品にも、この「ラクしぼりチューブ」を採用しています。

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製造工程の最適化

東松山工場では、2024年度よりカレー粉製造工程において新たな冷却システムの運用を開始しました。
工程内の水路を見直し、熱交換効率に優れた排水を一部再利用する仕組みを導入することで、水の使用量だけでなく、都市ガスの使用量も削減可能になりました。この取組みにより、従来より年間約25t-CO₂の削減を見込んでいます。

太陽光パネルの設置

宮城工場では、2019年6月に屋上に1,650枚の太陽光パネルを設置しました。発電した電力により、工場で使用する12%相当分の電力を賄うことができます。

また、2022年に稼働を開始したグループ会社であるエスビーサンキョーフーズの新工場では、2023年10月より屋上に660枚の太陽光パネルを設置しました。
発電した電力により、工場で使用する11%相当分の電力を賄うことができ、年間約114トンのCO₂排出量の削減が可能になりました。

  • エスビー食品 宮城工場エスビー食品 宮城工場
  • エスビーサンキョーフーズ新工場エスビーサンキョーフーズ新工場

自然冷媒の使用

上田工場では2019年12月より、関係会社であるエスビーガーリック食品(株)高田工場では2020年1月より自然冷媒式冷却設備の稼働を開始しました。
今後もフロンを使用しない自然冷媒を使用した高効率の冷却設備の導入を進め、オゾン層破壊や地球温暖化などの環境課題解決、CO₂排出量削減に取り組んでいきます。

ボイラー切り替えによる省エネ化

上田工場では、2018年8月より高性能のボイラーへの切り替えを進めました。
運転制御システムの効率化、熱回収システムの導入が可能となり、既存のボイラーと比較してCO₂排出量を削減する効果があります。既存のボイラーと比較してCO₂排出量を年間約135トン削減できました。