容器包装開発即席カレー・シチューの新しいカートン開発

公開日:2012.03

おいしさをそのままに、カロリー50%オフ、脂質80%以上カットを実現したハーフシリーズ。

パッケージも、よりお客様が使いやすい商品を目指し、新しいカートン(箱)を開発し、その設計・開発事例を専門誌「包装技術」の特集「食品包装の事例」の中で発表しました。

投稿誌:「包装技術」(社団法人日本包装技術協会発行) 2011年8月号
タイトル:ハーフ顆粒カートンシリーズの設計と開発
著者:中川栄治(エスビー食品株式会社)・内山尚哉(株式会社協進印刷)

開発したカートンの特徴

使い勝手の良い顆粒入りスティックタイプの即席カレー・シチューを包装するパッケージの開発にあたり、以下の機能と特徴をもつカートンを設計、採用しました。

  • カレーハーフカートン
  • カレーハーフカートン廃棄時

ごみを少なく、製造にも適した形態

それまでルウの入ったスティックを「箱+フィルム」という2種類の素材でパッケージしていましたが、箱のみに簡略化しました。これにより、製造ラインがシンプルになり、生産性も向上しています。

安心の改ざん防止機能

パッケージを簡略化した上で、お客様に安心してお買い求めいただけるよう、二段階で開封する設計にしました。

プラスアルファの情報もお届け

お客様が使いやすいよう、またより楽しんで頂けるよう、作り方やアレンジメニューのレシピ、人数分別の材料表、商品の特徴なども分かりやすくお伝えできる十分なスペースが取れる設計になっています。開封してすぐ目に留まる場所にプラスアルファの様々な情報を表示しています。

廃棄しやすさも考慮

使い終わった後には簡単にたたんで廃棄できるよう、ミシン目を入れています。箱の内側に解体用のツメを作ることで、開封前に間違って解体してしまうことも防いでいます。

なお、ハーフシリーズは「北海道容器包装簡素化を進める連絡会」主催の「容器包装簡素化大賞2011」でアイデア賞を受賞しました。