忍野試験農場の一角に、2018年の8月よりスパイス&ハーブガーデン作りをはじめました。
一から手づくりのガーデンを完成させ、スパイスやハーブが生長する様子を2回にわたりお伝えしています。
今回は「第2回目」です。
ガーデンづくりをはじめて1年、氷点下10℃になる厳しい忍野の冬を耐えたスパイス&ハーブの成長と、今年より新たに加わった仲間を紹介します。
エルダーフラワー
ガーデンのシンボルツリー候補。忍野の土地に馴染み、ずいぶん大きくなりました。
来年は甘くマスカットのように香る花を咲かせてくれるでしょうか。
イメージ
花が咲くと…
エルダーフラワーは、写真のような白くて小さい、清楚な花を咲かせます。
「マスカットのような」とも表現される、フルーティーな香りが特徴です。
甘草
江戸時代、山梨県(甲斐の国)は甘草栽培の適地として知られていましたが、植えてから、なかなか大きくなりません。
居心地の良い環境を整えてあげられなかったのでしょうか。しばらく甘草との対話と試行錯誤が続きそうです。
イメージ
甘草(かんぞう)とは…
ギリシャ語で「甘い根」を意味し、根および走根がスパイスとして利用されます。
砂糖の数十倍の甘さがあるとされる、甘み成分のグリチルリチンを含んでいます。
山椒定植(5月)
毎年、忍野農場の敷地内で豊かな実りを見せる山椒。
日本原産のミカン科のスパイスである山椒をスパイス&ハーブガーデンにも植えてみました。
ハマナス、ラベンダー、ローズマリー定植(6月)
今年に入り、ハマナスとラベンダー、ローズマリーを植えました。
来年はハマナス、ラベンダーがガーデンに彩りを添えることでしょう。
ハマナスとは…
夏に鮮やかなピンク色の花を咲かせるバラ科の低木。
花は生薬、果実はハーブティーやジャムに利用されます。
植物も小さく、まだ少し寂しいガーデンですが、皆様に楽しんで頂けるよう、数年後のスパイス&ハーブの成長を想像しながら、今後もガーデンを育てていきます。
8月末のスパイス&ハーブガーデン