Qオムレツを作るのに、「卵にはどんなスパイスが相性が良く、それぞれどんな味が加わるのか」を知りたく思いメールしました。
A
卵との相性の良いスパイス&ハーブとしては、こしょう・タラゴン・パセリ・チャービル・チャイブ(別名:シブレット、西洋あさつき)・バジル・オレガノ・ナツメッグ といったスパイス&ハーブがお勧めです。
『こしょう』は、辛みをつけ、卵料理の味を引き締めます。お好みではございますが、「ブラックペッパー」より「ホワイトペッパー」をお勧め致します。「ホワイトペッパー」のマイルドな辛味、やわらかな香りは、「香り」「辛み」更に「色」においても、卵料理のやわらかさを表現してくれます。(ただし、カルボナーラのようにこってりした卵料理の場合には、野性的でさわやかな香りのブラックペッパーがおすすめです)
また、『タラゴン』『パセリ』『チャービル』『チャイブ』といったやさしい香りのハーブは、卵のふんわりした風味をひきたててくれます。また、トマトソース(ケチャップなど)との相性も一緒に考えると、『バジル』や『オレガノ』といったやや深みのある爽やかな香りのハーブもお勧めです。
『ナツメッグ』を卵料理に使うのは意外にお感じになるかもしれませんが、少しスパイシーで、ほんのり甘いナツメッグの香りは、卵料理の風味にアクセントをつけます。
ナツメッグを使った卵料理
いただいたメールにありました、「オムレツ」であれば、タラゴン・パセリ・チャービル・チャイブ(別名:シブレット、西洋あさつき)・サボリー・バジル・オレガノといったハーブ類を組み合わせていただくと、風味豊かなオムレツになるかと思います。
1つのハーブの風味を楽しんで頂いても宜しいですし、いくつかハーブをミックスすることで、よりマイルドな香りを作り出し、オリジナルのオムレツをお楽しみ頂けるかと存じます。例えば、フレッシュ(生)の『タラゴン』『パセリ』『チャービル』『チャイブ』をミックスして頂くと、『フィーヌゼルブ』と呼ばれる南フランスの代表的な生のミックスハーブが出来ます。(上記4つの生ハーブのみじん切りを、同量若しくは、1:2:1:2の割合で合わせたものが一般的です。)このフィーヌゼルブはオムレツとの相性が抜群です。ハーブのやわらかい香りが、卵の甘みとマッチしますので、ぜひお試しください。
オムレツに使うハーブの量ですが、ドライ(乾燥)であれば、目安として卵2個に対して小さじ1/2程度、フレッシュ(生)であれば、卵2個に対してみじん切りを大さじ1程と考えていただければ宜しいかと思います。
是非、ドライ(乾燥)のハーブでもフレッシュ(生)のハーブでも、手に入りやすい方からお試しください。
スパイス&ハーブサポートデスク
スパイス&ハーブサポートデスクでは、スパイス・ハーブの使い方や楽しみ方に関するご相談をお受けいたします。
皆様から寄せられたご質問は、後日メールにてご回答いたします。