Qパエリアを作るのにサフランを購入しましたが、まだ残っています。
他にはどんなものに使えますか?
A
サフランは、鮮やかな黄色い色と高貴な香りを料理につけてくれるスパイスです。
クロッカスの花一輪に3本しかない「めしべ」を利用しているため、他に比べて非常に高価なスパイスですが、香りづけ・色づけの効果が高いので、使用量は料理に対してごくわずかで足ります。
米との相性も良く、スペイン料理のパエリアは日本でも人気ですが、米の他に、魚介類や乳製品とも良く合い、スペイン、イタリア、フランス、インドなど各地の料理、お菓子類に広く用いられていますので、他の料理にもぜひいろいろとお試し下さい。
おすすめのレシピをいくつかご紹介いたします。
※サフランの黄色の色素成分「クロシン」は水溶性(水に溶ける性質)ですので、いずれも水やお湯などの液体に15~20分ほど浸して、色素成分を溶け出させてから使用するのがポイントです。
米料理に
パエリアの他に、イタリア料理のリゾットなどが挙げられます。
また、手軽な例では、カレーや洋食に合わせるごはんとして、サフランライスが人気です。
- サフランライス
米3合をといで炊飯器に通常の水加減でセットしてサフランひとつまみ(約0.1g)を加え、15~20分ほど色出しします。色が出たら軽く全体をかき混ぜてから炊きます。
魚介料理に
フランス・マルセイユ名物の魚介鍋・ブイヤベースが代表的で、サフランが欠かせません。
乳製品に
乳製品の白色にサフランの色が映えます。香りも相性ぴったりです。
牛乳などにサフランを入れて色出しをしてから使用します。
- ベシャメルソース(クリームソース)に…
(グラタンやドリア、シチュー、パスタなどにも応用がききます。) - プリン、ブリュレに…
その他簡単な楽しみ方
最後に、サフランをひとつまみ加えるだけの簡単な楽しみ方をご紹介します。
(色出し後のサフランは、取り除く必要はありません)
- コンソメスープに…
インスタントのコンソメスープ1人前にサフランをひとつまみ加えて、分量通りのお湯を入れます。 - サフランティーに…
その他、サフラン数本にお湯を注ぐだけで「サフランティー」として楽しめます。
昔からサフランは婦人病に良いとされ、特に中東ではこのティーが日常的に親しまれています。
他にも、弊社ホームページにて、サフランを使用したレシピをご紹介しています。
よろしければご活用下さい。
いかがでしょうか。
色と香りを気に入っていただければ、いろいろと応用の効くスパイスです。
ぜひお試し頂ければと存じます。
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