わさびの栽培方法

本栽培

1植え付け

出来た苗をわさび田に植え付けます。
植え付ける際には、葉をカットして苗の高さを10cm程度にそろえます。
定植する日は、晴天の日を避けて気温のあまり高くない曇りの日を選びます。

植え付け直後(4月上旬)

2栽培管理

わさびは高温を嫌うので、夏場はネットを張り、直射日光を遮り、わさび田の温度上昇をなるべく抑えて栽培します。
夏場に気温が高くなりすぎるとわさびが腐る軟腐病(なんぷびょう)と言う病気が発生するので、風通しを良くしておきます。

12月頃より花茎(かけい)が出始め、わさびの花が咲き始めます。
わさびの花は白く小さな花で、3~4月に満開となります。
花には独特の香りがあり、最盛期にハウス内は花の香りでいっぱいになります。

  • 植え付け4ヶ月後(8月上旬)
  • 植え付け10ヶ月後(2月上旬)

3収穫

収穫時期は、栽培する地域や品種によってさまざまですが、研究農場では目的ごとに評価の基準を設けて収穫時期を決めています。

収穫は、一株ずつ手作業で行います。子株を一つ一つ丁寧に取っていくと、中心に大きな親株が見えてきます。
この親株から根茎が取れます。

一般の栽培では、収穫後に根茎、茎、白根などの各部位に選別をおこない、いろいろな用途に利用し ます。

  • 収穫株(栽培期間1年)
  • 親株
  • わさびの根茎