とろみが弱くなる原因。とろみをつける方法

「とろみが弱くなる原因」

まずは、とろみが弱くなる原因を知って、とろみをつけましょう。

原因その1水分の多い材料を使った場合

できあがりの水分が多くなりとろみが弱くなることがあります。

炒める時間を長めにするか、加える水の量を減らしましょう。

原因その2水の蒸発量が少ない場合

煮込む時にふたをぴったり閉めたままだと、水の蒸発量が少なくなります。

ふたを少しずらすか、あらかじめ、加える水の量を減らしましょう。
1箱半や、2箱以上をまとめて作る場合にも、加える水の量は減らしましょう。

原因その3ルウを加えた後の煮込みが足りない場合

とろみは、溶けたルウに熱が加わることで生まれます。

ルウが溶けた後の加熱が大事です。弱火で約5分、とろみがつくまでしっかりと煮込みましょう。

原因その4とろみが弱くなる調味料があります!味見も要注意!

「はちみつ」「味噌」「醤油」など、アミラーゼという酵素を含む調味料などを仕上げに入れると、せっかくついたとろみが弱くなってしまうことがあります。

  • これらの調味料などを使うときは必ず「ルウを入れる前」に入れ、具材と一緒に20分以上煮込みましょう。
  • ルウを溶かした後、仕上げに加えたい時は次のように行いましょう。
  • グツグツと沸騰した状態のカレーに加えてください。
  • おたまで時々かき混ぜながら、さらに弱火で10分以上煮込んでください。

また、人の唾液にもこの酵素は含まれます。
味見をしたおたまやスプーンをそのまま鍋に戻さないようにしましょう。

「とろみをつける方法!」

注意したのに、とろみが弱かった…そんなときの解決方法です!

まずは、しっかりと煮込みましょう

  • 沸騰するまで中火で加熱します。
  • 沸騰したら弱火で10分以上とろみがつくまで煮込みます。
  • 加熱はアミラーゼ(酵素)の働きを止めるためにも必要です。
  • 鍋底が焦げないよう、おたまで時々まぜながら、煮込みましょう。
  • 水が減りすぎてしまった場合には、適宜水を足してください。

味が薄いなど、明らかに水分量が多い場合は、さらに加熱して水分を蒸発させるか、ルウを足して加熱してください。

それでもとろみがつかない時は…

小麦粉を水で溶いて加えましょう

  • 小麦粉(目安量:10皿分のカレーに対して約大さじ2)を、同量の水でよく溶きます。
  • 鍋を再び加熱し、グツグツと沸騰しているところに①を加え、とろみがつくまで、弱火で約5~10分煮込みます。
  • このときも、鍋底が焦げないよう、おたまで時々まぜながら、煮込みましょう。
  • 小麦粉は、薄力粉、強力粉などいずれでもOK。
    片栗粉でも代用できます。
  • 水が減りすぎてしまった場合には、適宜水を足してください。
  • 煮込みの際は、ソースが跳ねることがありますので、火傷に注意してください。