清々しい芳香の
「魚のハーブ」
科名 | シソ科 |
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原産地 | 南ヨーロッパ |
利用部位 | 葉、花穂 |
別名 | 立麝香草(たちじゃこうそう) |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
独特の清々しい芳香をもつハーブです。
形状
シソ科に属する草たけ20-30cmの常緑多年草。多くの小枝を分枝し、葉は細長・微小(長さ6mm前後、幅1-2mm)で、各枝の頂上に穂状、小形の筒状、唇形花を多数つけます。
語源・別名
立麝香草(たちじゃこうそう)
エピソード
勇気と大胆さの象徴
小さな葉ながらも、気品あるすがすがしい香りで人間の能力を高める働きがあると信じられ、「勇気」と「大胆さ」のシンボルとされています。ローマ時代には、貴婦人たちは戦いに出る騎士に、タイムの小枝を縫い付けた絹のスカーフを贈って励ましたといわれています。
適した料理
煮込み料理、スープ、香草焼き、ムニエルなど
魚、肉、トマトなどと相性が良く、各種煮込み料理やスープ、魚や肉の香草焼き、ムニエルなどに使われます。魚との相性の良さから「魚のハーブ」と呼ばれることも。
生の枝葉はそのまま使うのはもちろん、オイルやビネガーに漬けこんで香りを移しておくと、長くその香りを楽しめます。
また、タイムには、殺菌・防腐作用を持つ「チモール」という芳香成分が含まれることから、濃いめに煮出したハーブティーをさまして、うがいに利用するのも良いでしょう。