唐辛子/チリーペッパー/Chili pepper

3000品種におよぶ
ホットなスパイス

科名 ナス科
原産地 熱帯アメリカ
利用部位 果実、葉
別名 レッドペッパー,チリーペッパー

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

ホットな辛みを持つスパイスで、色、形、大きさ、辛み、風味などの違うさまざまな品種があります。
変種や改良された品種として辛みを持たないものやごく弱いものがあり、パプリカ、ししとう、甘長唐辛子などはその代表です。

語源・別名

カイエンペッパー、レッドペッパー、南蕃(なんばん)、蕃椒(ばんしょう)、カプシカムなど

エピソード

アメリカから世界へ

アメリカ大陸原産の唐辛子が世界中に広まるきっかけとなったのは、15世紀末のコロンブスのアメリカ大陸到達だったといわれ、それからわずか数百年の間に世界中の食卓に欠かせないスパイスとなりました。

16世紀頃に日本へ渡来

日本への渡来時期については諸説あります。1543年に種子島に漂着して鉄砲を伝えたポルトガル船によって伝えられたという説、1592-98年頃、豊臣秀吉が征韓の役をおこした際に加藤清正が持ち帰ったとする説、1605年にタバコとともにポルトガルから伝わったという説などがあります。

一番辛いのはどこ?

唐辛子の辛み成分カプサイシンは、果実の中の隔壁とよばれる壁のように空間を仕切っている板状の部分で作られていることが研究で確認されています。実が熟するにつれて、カプサイシンが蓄積され、辛さがしだいに増加していきます。
よく唐辛子は、種の部分が辛いと思われがちなのですが、隔壁からワタ(正式には「胎座」と呼ばれる)を経てつながっているため、種子の表面にカプサイシンが付着し、辛いと感じてしまうとされています。

適した料理

炒め物、焼き物、漬け物、煮込み料理、スープ、パスタ、ソースなど

ホールのままや、パウダー、粗挽き、糸切りなどの形態で、炒め物、焼き物、漬け物、煮込み料理、スープ、パスタ、ソースなど様々な料理の辛みづけや風味づけに使われています。
七味唐辛子、チリパウダー、カレー粉などのミックススパイスや、ラー油、豆板醤、サンバル、ホットソースなどの加工品の原料にも用いられています。

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