カレーに欠かせない
色付けスパイス
科名 | ショウガ科 |
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原産地 | 熱帯アジア |
利用部位 | 根茎 |
別名 | ウコン、クルクマ |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
黄色の色づけに活躍するスパイスで、独特のやや土臭いような香りをもっています。
形状
成熟した根茎を掘り採り水洗いして、茹でて(または蒸して)から乾燥させたものを利用します。通常、スパイスとして流通しているのは、乾燥後に粉砕されたパウダー状のものが一般的です。
語源・別名
うこん、秋うこん、インディアンサフラン、ハルディ
エピソード
黄色の素はクルクミン
ターメリックには黄色い色素成分のクルクミンが含まれ、これは水にはほとんど溶けない油溶性の性質があります。
ターメリックやカレー粉などでクルクミンの黄色いシミがついた時は、シミの部分を水洗い、または石けんでかるく洗ってから、よく日光に当てて干せば、紫外線によって色素成分が分解され消失します。
様々な「うこん」
ターメリックは「秋うこん」とも呼ばれ、晩夏~秋に白い花を咲かせます。通称で「うこん」と名がつくものとして、「春うこん」や「紫うこん」がありますが、これは同じショウガ科ウコン属の別の植物です。
適した料理
カレー、ターメリックライス、様々な料理の色づけに
米、魚、肉、野菜(カリフラワー、じゃがいも、なすなど)をはじめ、様々な料理に使われます。独特のやや土臭いような香りは、加熱することで弱まり、料理の味に厚みを与えます。黄色の色素の主成分クルクミンは油溶性のため、油と合わせて使うときれいに色づけをすることができます。
また、カレー粉の主要原料のひとつでもあります。