葉茎はそのまま、種子はスパイスに。
科名 | セリ科 |
---|---|
原産地 | 南ヨーロッパ |
利用部位 | 種子、葉茎 |
別名 | 阿蘭陀みつば(おらんだみつば) |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
独特の爽やかで深みのある香りで、ほろ苦さも感じられるスパイスです。
形状
セロリーには、野生種を品種改良した園芸上の品種がたくさん存在し、葉茎が用いられる野菜としてのセロリーは、品種改良により苦みを弱くし、生食できるようやわらかく育てたものです。スパイスとして用いられるのは、野生種のひとつ“スモーリッジ種”の種子で、1粒が1~1.5mm程度と、非常に小さいです。
語源・別名
オランダミツバ、きよまさにんじん
エピソード
品種改良が生んだみずみずしい葉茎
古代エジプトでは、食用としてよりもむしろ薬用として栽培されていたようです。セロリーには品種改良した変種がたくさんあり、根茎を食用にする品種もあります。今のように葉茎を野菜として食べるようになったのは、19世紀以降でアメリカ、イギリスから世界へと広まったと言われています。
適した料理
肉料理、魚料理、野菜料理に
セロリーシードは野菜、肉、魚などの各種料理の臭み消しや香りづけに使われます。野菜を使うスープ、サラダ、ピクルスなどに用いると、素材の青臭みを抑え、深みのある香りが加わります。
また、セロリーの葉茎は香りのよい野菜として、生食用として供されるほか、ブーケガルニの材料の一つとして、シチューやスープなどの臭み消し、香りづけに使われます。