中華料理の
代表的スパイス
科名 | マツブサ科 |
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原産地 | 中国 |
利用部位 | 果実 |
別名 | 八角(はっかく)、大茴香(だいういきょう)、チャイニーズアニス |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
独特の強くて甘い香りをもち、外観は8つの突起をもつ星型をしたスパイスです。香りの主成分は「アネトール」で、これは、アニスシードやフェンネルシードの香りの主成分と共通です。
未熟な果実を乾燥させたものをスパイスとして利用します。
形状
径3~4cmの果実には6~8個の袋果が星形に配列し、外観は濃褐色または黒褐色です。袋果の裂け目からは光沢ある褐色をした扁平な種子が見られます。
語源・別名
八角(はっかく)、大茴香(だいういきょう)、八角茴香(はっかくういきょう)、チャイニーズアニス
エピソード
他スパイスの代用品として伝わる
ヨーロッパへは、16世紀末にイギリスの船乗りによって伝えられ、当時は大変高級だった似た香りのするスパイスである「アニス」の代用品として使われました。
漢方としての利用
中国を原産とするスターアニスは、漢方では胃弱、かぜ薬に、また歯みがき、石けんなどの香料としても用いられています。
適した料理
豚肉料理や鴨料理、デザートの香りづけなど
中国料理で、特に豚肉料理や鴨料理などの香りづけに多用されます。また、甘い香りを活かして、デザートの香りづけにも用いられています。
五香粉の原料として使われることもあります。