美しい
高貴なスパイス
科名 | アヤメ科 |
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原産地 | 南ヨーロッパ、西アジア |
利用部位 | 雌しべ |
別名 | 番紅花、クロッカス |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
開花したサフランの花から、3分裂した雌しべを抜きとり、乾燥させたものをスパイスとして利用します。エキゾチックな芳香と、水溶性の黄色い色素成分をもっています。
形状
開花したサフランの花から、3分裂した雌しべを抜きとり、乾燥させたものをスパイスとして利用します。外観は濃い赤色~赤褐色の糸状で、強い特有の芳香があります。水に浸すと黄色成分クロシンがにじみ出て、水を鮮明な黄色に染めます。
語源・別名
蕃紅花(ばんこうか)
エピソード
人の気持ちを明るくするスパイス
サフランの色と香りは、人の気持ちを引き立て、明るくすると信じられていました。16世紀のイギリスでは、陽気で楽天的な人にあうと、「サフランのベッドで寝ていたのだろう」といっていたといわれています。
料理を彩る世界一高価なスパイス
数あるスパイスの中でも、とりわけ高価なサフラン。スパイスとして利用されるのは、1つの花から3本しかとれない雌しべの部分で、その1本1本を手で摘みとっているため、高価なのもうなずけます。ちなみに、花には一見3本の雌しべがあるように見えますが、実は、長い1本の雌しべが途中から3つに枝分かれしているのです。通常、1kgのサフランをとるのに、50万本の雌しべ(約17万個の花)が必要とされます。
適した料理
パエリヤ、リゾット、ブイヤベースなど
料理の黄色(黄金色)の色づけ、香りづけに使われます。色素の主成分クロシンは水溶性のため、水分に浸して色を引き出して使うか、煮込み料理などに直接加えて色を引き出します。色が出たあとのサフランは、そのまま用いても、お好みで取り除いても良いです。
特に米や魚介類、乳製品と好相性で、リゾットやパエリア、ブイヤベースなど、各国の人気メニューに。