不思議な力で人々を魅了
科名 | ゴマ科 |
---|---|
原産地 | 諸説あり |
利用部位 | 種子 |
別名 | セサミ、セサミシード |
特徴
こんなスパイス&ハーブです。
ナッツのような香りと、種子を焙煎することで増す香ばしい芳香は、料理の風味づけに活躍します。
形状
ごまは、高さ1m程度まで生長する一年草で、果実は円柱状につき、中に多数の種子がはいっています。その種子がはいっているさやは、熟すと割れて種子をはじき出すため、下部のさやが割れ始める直前に茎ごと刈りとります。しばらく追熟させてから脱穀、乾燥させ、ふるい分けて種子だけを取り出します。
語源・別名
セサミ、セサミシード
エピソード
誤魔化しのないゴマの菓子
日本では、人目をあざむいたり、紛らわすことを「ごまかし」といいます。そのいわれとして、ごま油を絞りとったあとのかすを、増量剤としてほかのものに混ぜたため…という俗説がありますが、正しくは、文化文政の頃に、ごまで作られた「胡麻胴乱」というお菓子の中が空洞になっていたことから、「胡麻菓子」が転じて、「誤魔化し」となったようです。
適した料理
さまざまな料理、パン、菓子など
世界各国の料理、パン、菓子などに、ホール、あらびき、ペースト、ごま油などの形態で広く使われており、日本では、ごま和え、ごま塩、ごま餅、菓子などによく用いられ、七味唐辛子の原料としても重要です。