クローブ/Clove

マゼランが求めた憧れのスパイス。

科名 フトモモ科
原産地 モルッカ諸島(インドネシア)
利用部位 つぼみ
別名 丁字(ちょうじ)、丁香、百里香

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

甘く濃厚な香りとしびれるような刺激的な風味があります。

形状

1.5cm位の釘に似た形をし、色は濃褐色で、強く甘い芳香と舌にしびれるような刺激味が特徴です。熱帯・亜熱帯地方で成長する常緑樹で、そのつぼみが開花する直前(ガクとともに淡いピンク色を帯び始める頃)に摘みとり、日陰に干して乾燥させ、スパイスとして利用しています。

語源・別名

丁子(ちょうじ)、丁香(ちょうこう)、百里香(ひゃくりこう)、鶏舌香(けいぜつこう)

エピソード

伝染病の流行により価格も上がる

古くから、中国、インド、ヨーロッパなどで薬として重要な役割を果たしていたクローブですが、ペストやコレラが大流行していた17世紀のヨーロッパでは、伝染病の原因が悪臭にあると考えられていたため、空気の浄化に香り高いクローブが使われたとか。婦人はスカートの裾にクローブを入れるポケットをつけたり、患者を診る医者は、今の消防服のようなものを頭からかぶり、目の部分はガラス張り、口には長い管をつけ、その先端にクローブを詰めて空気をろ過するという珍案が発明されていたといわれています。当時、伝染病は細菌の繁殖で広がることが知られていなかったため、香り高いクローブの価値が思いがけずあがったそうです。

タバコの香りにも

インドネシアでは、19世紀後半インドネシアでクローブを混ぜたクレテックというタバコ(燃えるとパチパチ音がすることから)が考案され、以来、同国は世界でも有数のクローブ消費国となっています。

適した料理

シチュー、スープ、ピクルス、ホットワイン、チャイ、菓子などに。

シチュー、スープ、ピクルス、ホットワイン、チャイ、菓子などに。
肉の臭み消しに効果的で、ポトフ、ビーフシチュー、豚の角煮、カレーなどによく使われます。香りが強いので、使いすぎには注意が必要です。また、ホールを使用した場合は、調理後に取り除きます。煮込み料理にホールのクローブを使うときは、材料(玉ねぎやにんじんなど)に十文字の切り込みを入れ、そこに刺しておくと、後で取り除きやすくなります。
また、甘い香りを活かし、菓子やドリンクの香りづけにも利用されています。
料理以外では、クラフト作りにも使われ、中でも、オレンジなどのかんきつ類にホールのクローブを刺して作る「フルーツポマンダー」が有名です。

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