くちなし/Gardenia

黄色い色づけに

科名 アカネ科
原産地 日本、中国、台湾
利用部位 果実
別名 山梔子(さんしし)

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

料理の黄色い色づけに使われるスパイスです。黄色い色素の主成分は「クロシン」で、サフランと共通。水溶性の成分なので、乾燥した果実を割って水に浸すか、熱湯で煎じて得られる濃黄色液を利用します。

形状

植物は高さ1~5mほどに生長する常緑樹で、甘い香りの白い花を咲かせます。

語源・別名

山梔子(さんしし)

エピソード

大分の郷土料理にも

大分県臼杵市の郷土料理・「黄飯」は、くちなしの実を使って黄色く炊き上げたごはんで、「加薬(かやく)」と呼ばれる具だくさんの汁とともに食されます。

適した料理

きんとん、たくあん漬けなどに。

料理の黄色い色づけに使われてきたスパイスです。きんとんやたくあん漬けのほか、キャンディやゼリーなどにも。また、古くから食品の色づけだけでなく、布や工芸品の染料としても使われてきました。

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