カルダモン/Cardamom

香り豊かな
「香りの王様」

科名 ショウガ科
原産地 インド
利用部位 果実
別名 小豆く(しょうずく)

特徴

こんなスパイス&ハーブです。

甘くエキゾチックで、すーっと爽やかな強い香りをもち、「香りの王様」や「スパイスの女王」と呼ばれることもあります。

形状

カルダモンの実(果実)は、長さ1~2cmほどの球形、卵形または長楕円形で、緑色~黄緑色をしています。実の内部は3室に分かれ、暗褐色ないし黒褐色の種子が入っています。角ばった約2mm大の小さな種子は、強い特有の芳香があります。

語源・別名

小豆く(しょうずく)、イライチー

エピソード

カルダモンの香り漂う街

北欧ではパンや菓子の香り付けにもよく使われ、クリスマスのシーズンになると、街中にカルダモンのにおいが立ちこめるといわれるほどです。

食後にカルダモン

食後やお酒を飲んだ後などの口の臭いをマスキングするためにカルダモンを噛む風習は、北欧だけでなくインドなど他国でも見られます。

聖なる香り

古代エジプトでは「聖なる香煙」として、神殿での祈祷の際にたかれるお香の中に使用されていました。チグリス河、ユーフラテス河地域にあったバビロニア王国のバラダン2世(紀元前8世紀末)の庭園でも、カルダモンが栽培されていたそうです。

適した料理

カレー、チャイ、ピクルス、パン、ケーキなどに。

特に、北欧、インド、中東、エジプトなどで多用されるスパイスで、ソース、ドレッシング、肉・魚料理やカレー料理、パンや菓子、ドリンクなどの香りづけに使われます。アラブ諸国では、お客様のおもてなしに、カルダモンで香りづけをしたコーヒーが欠かせません。
また、カレー粉の主原料のひとつでもあります。

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