Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター磯部友美

ってどんなスパイス?

独特の鮮烈な香りで、広くアジア、ヨーロッパ、中南米はじめ世界中の食卓に広がるハーブです。
各種料理のトッピングをはじめ、炒め物、麺類、スープ、サラダ、ソースなどに幅広く使われています。葉から根まで全草余すところなく利用でき、根はスープやカレーなどの香りづけに使われることがあります。
「パクチー」という名はタイ語で、日本でもポピュラーな名前となりましたが、中国語の「香菜(シャンツァイ)」、英語の「コリアンダー」などの名前でも流通しています。

完熟した種子(植物学上は果実)は「コリアンダー」「コリアンダーシード」などと呼ばれるスパイスとして使用されます。カレーに使用する代表的なスパイスのひとつですが、葉茎のもつ独特の香りはなく、全く異なる香りをしています。

利用部位
別名

スパイス&ハーブ事典を見る

商品画像は掲載当時のものであり商品リニューアルによって変更になる場合があります。

使いこなしポイント!独特の香りの楽しみ方は自由自在!

残暑にぴったり!各国の定番料理

世界各国で親しまれるパクチーを使った定番料理から、残暑を感じる日にもぴったりの2つをご紹介します。
まずは「パクチー」の名前の故郷、タイから。スパイスやハーブを多用しながら、辛味、甘味、酸味、塩味がバランスよく組み合わされるのが特徴のタイ料理ですが、この味わいにパクチーがとてもよく合います。「ヤムウンセン」は、この相性を簡単に楽しむことができるメニューです。
2つめは、アメリカ大陸・メキシコから。メキシコ料理では、様々な種類の唐辛子を使ったソース「サルサ」が料理のカギとなっていますが、このサルサの香り付けにもパクチー(現地では「シラントロ」と呼ばれます)が重要な役割を果たします。

意外な組み合わせも楽しんで!

各国料理を本場の香りで楽しむのも良いですが、実は、さまざまな食材と合うパクチー。鉄やビタミンCなどの栄養素も含んでいるので、普段の料理やおつまみでたっぷり楽しむのもおすすめです。
独特といわれる香りは、納豆や漬物、キムチなどの発酵食品とも相性が良く、組み合わせてみるとぐんと楽しみが広がります。
また、香りや味わいの個性が強い食材との相性が良いと言えるので、肉ならラム肉、魚ならカツオなどにもぴったり。戻りガツオに合わせるのがおすすめです!ぜひ一度お試しください。