Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

インド原産のショウガ科のスパイスです。
スパイスとして利用されるのは果実の部分で、緑色~黄緑色をしています。
実を割ると内部が3室に分かれており、暗褐色(ないしは黒褐色)の種子が入っており、この種子には強い特有の香りがあります。
ホールタイプを料理に利用する場合には、割って利用するとよいでしょう。

古代エジプトでは「聖なる香煙」として、神殿での祈祷の際にたかれるお香の中に使用されていたといわれます。
また、北欧ではパンや菓子の香りづけによく使われており、クリスマスのシーズンになると街中にカルダモンの香りが立ちこめるといわれるほどです。

甘くエキゾチックで、すーっと爽やかな強い香りは
北欧、インド、中東、エジプトなど幅広い地域で多用されており、カレー料理はもちろんパン、菓子、ドリンクなどに利用されます。
また、その甘く華やかな香りは果物との相性も抜群です。フルーツのマチェドニアやフルーツケーキなどにもお試しください。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!インドや北欧で人気のカルダモン

インド風のスイーツやドリンクに欠かせない香り

カレー粉の原料のひとつとしても利用されるカルダモン。
スパイスからカレーを作る際に、利用したという方も多いのではないでしょうか。

カレー以外にもインドのスイーツやドリンクにはカルダモンの香りが活躍しています。
チャイやフルーツラッシー、アイスクリーム、焼き菓子や揚げ菓子など、様々なものにカルダモンが利用されます。

チャイはホールを利用して煮出してもおいしいですが、パウダーをふりかければ手軽に楽しめます。

北欧のパンや菓子でもおなじみのカルダモン

北欧でもカルダモンは多用されています。
有名なのはカルダモンを練りこんだパン、カルダモンロールですね。
生地に練りこむ際には、全体に均一に広がるパウダータイプの利用がおすすめです。

北欧以外のエリアでも、フレンチトースト、カップケーキ、ジャム作りなどにカルダモンは活躍中。
甘い香りをいかして、さまざまなメニューにカルダモンを加えてみてはいかがでしょうか。