ご案内スパイス＆ハーブマスター遠藤由美
地中海沿岸が原産地のセリ科の植物です。
日当たりと水はけの良い土地を好みます。高さ60cm～90cmに成長します。
今日では世界各地で栽培されています。
未熟な種子や緑色の葉には強烈な香りがありますが、完熟した種子は甘くさわやかな香りに変わります。
これを収穫しスパイスとして利用します。
（葉や茎などはパクチー、コリアンダーリーフなどと呼ばれ、ハーブとして利用されています。
コリアンダーという英語名は、ギリシャ語のコリス（koris：虫の意）が語源だと言われています。
これはコリアンダーの葉がナンキン虫の匂いに似ていることから、ローマの博物学者プリニーがコリアンドラムと命名したことに始まります。
カレー粉の主原料として有名なコリアンダーですが、単品の香りはあまりクセが強くないので、どんな料理にも合わせやすいでしょう。
肉類、卵、豆類の料理、揚げ菓子、ビスケット、カステラ、クッキー、パンなど、さまざまな料理に活躍します。
カレー粉の主原料のひとつとして知られるスパイス、コリアンダーですが
甘くさわやかな香りはカレー以外の料理でも活躍します。
醤油の香ばしさとも相性がよいので、肉や野菜の炒め物にコリアンダーの香りを加えれば気軽にコリアンダーを活用できます。
また、さわやかな香りをいかして、スープなどの香り付けにも。
ほのかに柑橘を感じるさわやかな香りは、お菓子作りにもおすすめです。
ケーキやクッキー作りはもちろん、マフィンやアイスクリームにも。
クセが強くない香りなのでどんなお菓子にも活躍します。
シナモンとの相性も良いので、お好みでブレンドして利用すると良いでしょう。
また、ドリンクにひとふりしても！
