Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

やや甘くスパイシーで刺激的な香りのナツメッグは、インドネシアのモルッカ諸島が原産地です。
スパイス&ハーブの料理における役割は「香りづけ」「色づけ」「辛みづけ」ですが、ナツメッグは「香り」を代表するスパイスのひとつで、さまざまな料理に利用されています。

古くから人々の暮らしに取り入れられており、インド最古のバラモン教の経典にも医薬品として使用していたとの記録があるようです。
ヨーロッパでもこしょう同様に高価なスパイスとして扱われており、13世紀末のイギリスでは、1ポンド(約454g)のナツメッグで羊3頭と交換できたと伝えられています。

肉の臭みを消す効果が高く、ハンバーグをはじめとしたひき肉料理に欠かせません。また、乳製品の臭みもおさえるので、生クリームやチーズなどを使った料理にも使われます。他に、野菜ともよく合い、特にじゃがいもやかぼちゃなどと好相性。また、焼き菓子の香り付けにもおすすめで、意外と用途の広いスパイスです!

利用部位
別名

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使いこなしポイント!これを加えれば本格的?? ナツメッグの香りをもっと身近に!気軽に楽しんで!!

注目される大豆ミートをナツメッグでよりおいしく

ナツメッグを利用する料理として真っ先に浮かぶのはハンバーグ、という方も多いのではないでしょうか。
ハンバーグやミートソース、肉団子など、ひき肉を使う料理に加えると肉の臭みを抑えて、プロのような深い味わいにしてくれますよね。

最近注目されている大豆ミートにもおすすめですよ。
お肉料理と同様に、大豆ミートの下味付けに使ったり、素材に混ぜ込んで利用したりするだけで、ナツメッグの甘い香りが料理に深みを与えてくれます。

いつもの料理にも、ナツメッグの香りをアクセントに

ナツメッグの甘くてスパイシーな香りは、肉類、乳製品、焼き菓子、野菜など様々な料理との相性が抜群です。
そのため、食べ慣れたいつもの料理のアクセント付けにもおすすめです。

乳製品を使うクリームシチューやグラタン、クッキーやケーキなどの焼き菓子などはもちろん、卵料理や野菜料理にもぜひ活用してください。

いつもの卵サンドの具に加えたり、じゃがいものきんぴらに加えるなど、気軽にナツメッグを使いこなしてみましょう!