Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

熱帯アジア原産のターメリックは、カレーとくれば思い出す黄金のスパイスです。
ショウガ科の植物の成熟した根茎を収穫し、茹でて(または蒸して)から乾燥させたものを利用します。

ターメリックには黄色い色素成分の「クルクミン」が含まれます。
このクルクミンは水にはほとんど溶けない油溶性の性質があります。
そのため、油と一緒に調理するときれいな黄色を引き出すことができます。

ターメリックには独特のやや土臭いような香りがありますが、加熱すると弱まり、料理の味に厚みを与えてくれます。
他のスパイスの香りをまとめてくれる役割を担ってくれますので、スパイスカレー作りでは大活躍するスパイスです。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!スパイスカレー作りに欠かせないターメリック。でも、こんな意外な使い方も!

スパイスカレー作りに活躍

人気の「スパイスカレー」。
たくさんの種類のスパイスを揃えなくても、3~5種類のスパイスがあればしっかり楽しめます。

カレーは「香り」「辛み」「色づけ」のスパイスをバランスよくブレンドすることで出来上がります。
香りのスパイスは、クミンやコリアンダー。
辛みのスパイスは、チリーペッパーやブラックペッパー。
色付けのスパイスは、ターメリック。

スパイスの種類や配合に決まりはないので、お好みのものをブレンドしていただいてOK!!

カレーをおいしそうな黄色に染めて、全体をまとめてくれる役割をするのがターメリックです。
ターメリックをたっぷり使って、スパイスカレー作りに挑戦してください。

ちょっと面白い使い方をご紹介

ターメリックはカレーライス作り以外にも活用できます。

●黄色い色をいかす料理に
ターメリックは油と一緒に使うときれいな黄色を楽しめます。
 米に⇒ターメリックライスやパエリア作りに
 卵に⇒オムレツに加えて黄色にしたり、卵ピクルスに
 衣に⇒フライの衣に

●黄色が赤に変わる?
ターメリックはアルカリ性になると黄色が赤にかわります。
重曹などのアルカリ性食品と合わせて、赤色を楽しむのも上級者にはおすすめ。