Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

パエリアでおなじみの、黄金の色づけと食欲をそそる香りが特徴のサフラン。
10月中旬~11月中旬ごろに開花する薄紫色の花のめしべだけを抜き取り、乾燥させたものがスパイスとして利用されます。
1kgのサフランを収穫するのには約50万本のめしべが必要とされることから、収穫に大変手間がかかるスパイスです。
数あるスパイスの中でも群を抜いて高価ですが、幸いなことに香りや色調も群を抜いた力を発揮しますので、ごく少量を料理に用いればOKなので安心です。

ヨーロッパではサフランの色と香りは人の気持ちを引き立てて明るくすると信じられてきました。16世紀のイギリスでは陽気で楽天的な人に逢うと、「サフランのベッドで寝ていたのだろう」と言っていたとか。

スペイン料理、フランス料理、菓子類などに幅広く利用されます。
パエリア、ブイヤベース、ミラノ風リゾットや、カレーに添えるサフランライスなどでおなじみです。
その他、スープやソースの風味付け、ドレッシングやソース作りにも活用してください。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!お米料理との相性抜群!

鮮やかな黄色でパーティーを華やかに演出

サフランを利用してお米を調理すると、黄色いライスに仕上がります。
この黄金色を活用し、鮮やかな料理でパーティーを華やかに演出してみませんか?

人気のパエリアは魚介類やお肉などお好みの具材と一緒に炊き込んで。
型抜きをしたにんじんや卵などで飾れば、季節のパーティーを演出するのにぴったり。

また、サフランで炊いた黄色いライスの上に、生ハムやきゅうりなどをきれいに飾れば華やかなケーキ風に仕上がります。

日常の食事にサフランライスで彩りを添えて

特別な日以外にもサフランライスは活躍。
カレーやシチューのライスをサフランライスにするだけで、食欲UPにつながります。

サフランの色素成分クロシンは水溶性です。
サフランを浸して充分に色を引き出した水でお米を炊くだけ。
もちろん炊飯器を利用してもきれいに炊き上がりますのでとても簡単です。

クリームシチューをかけたシチューライスや、ドリア、おにぎりなどにしても楽しめます。