Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

やや甘くスパイシーで刺激的な香りは、ヨーロッパをトリコにした甘美なスパイスです。
インドネシアのモルッカ諸島を原産とするナツメッグは、遥か遠くからヨーロッパに渡るまで大変な労力を要したため、古くから大変貴重で高価なものでした。
13世紀末のイギリスでは、1ポンド(約454g)のナツメッグで羊3頭と交換できたと伝えられています。

ナツメッグの木は、約20mもの高さにまで成長する熱帯性の常緑樹です。
あんずに似た、固く多肉質の果実を付けます。
果実から2つのスパイスがとれる珍しい植物で、仮種皮と呼ばれる部分は「メース」に。そして、仮種皮に包まれた濃褐色の殻を取り除いた部分(種子の仁と呼ばれる部分)が、「ナツメッグ」として使われます。

古くから世界で広く使われていることから、「こしょう」「クローブ」「シナモン」とともに、世界4大スパイスと呼ばれることがあります。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!世界4大スパイスともいわれるナツメッグ。料理にもお菓子作りにも活用してみよう!

メイン料理の香りづけに

肉の臭みを消す効果が高いので、ハンバーグのほか、ロールキャベツやミートソース、ミートローフなどのひき肉料理に欠かせません。
また、じゃがいもやかぼちゃといった野菜とも好相性。
料理の香りづけに活躍します。