Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

あんパンのトッピングなどで日本でもお馴染みのポピーシード。
ナッツに似た芳香を持つ、香り高い種子で、ヨーロッパや東洋の食品に広く使用されています。

けしの花は、美人と英雄のシンボルとして親しまれてきました。
紀元前232年、漢の国との戦いに敗れた楚(そ)の国の帝、項羽が自決した後、項羽が愛した虞美人(ぐびじん)も後を追い死んでしまいます。その虞美人の魂がけし(ひなげし)の花に化したと伝えられています。ひなげしのことを「虞美人草」と呼ぶようになった所以です。

また、ポピーシードには白色系(クリームイエローシード)と青色系(ブルーポピーシード)と2種類があります。
日本では白色系がよく知られていますが、ヨーロッパでは、ブルーポピーシードも焼き菓子やパンによく使われます。乾煎りして肉や魚の料理、サラダのトッピングに使うのもおすすめです。

利用部位
別名

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商品画像は掲載当時のものであり商品リニューアルによって変更になる場合があります。

使いこなしポイント!2種類のポピーシードを楽しんで

◆定番の白色系ポピーシード

あんパンのトッピングを、「ゴマではない、このつぶつぶはなんだろう?」と疑問に思っていた方も多いのではないでしょうか。
日本で人気の白色系のポピーシードはパンやケーキなどの他、おせち料理の定番「田作り」や「松風焼き」などに用いられています。
また、意外なところでは「七味唐辛子」の原料のひとつにもなっています。

◆見た目もおもしろいブルーポピーシード