Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

オールスパイス
利用部位:果実
別名:百味胡椒、ピメント

シナモン、クローブ、ナツメッグをミックスしたような深みのある香り。
まるでミックススパイスのような名前ですが、フトモモ科の果実を利用する単品スパイスです。
多くの素材と相性が良いため、世界中のさまざまな料理に利用されています。

西インド諸島原産のオールスパイスは、スペインの探検家フランシスコ・フェルナンデスが1570年代にメキシコで発見してから世界各国に知られるようになりました。
ヨーロッパへもたらされたのは17世紀初頭といわれていますから、比較的歴史の浅いスパイスとも言えるでしょう。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!シナモン、クローブ、ナツメッグの香りを合わせたような複雑な香りを活用してみよう!

◆まずは肉料理に使ってみよう

オールスパイスの香りの特徴は、「シナモン、クローブ、ナツメッグ」をミックスしたような香り。
ハンバーグに欠かせないナツメッグ、ビーフカレーやビーフシチューに利用されるクローブ、豚の角煮やチキンカレーに使われるシナモン。お肉料理に大活躍のスパイスたちを合わせたような香りのスパイスですから、オールスパイスは肉料理に使いやすいと言えるでしょう。

唐揚げ、ハンバーグ、煮込み料理、ミートソース、肉を加えたスープ、肉に合わせるソースなどに積極的に利用してください。

◆お菓子作りにも活躍

オールスパイスは「シナモン、クローブ、ナツメッグ」の香りがミックスされているような深みのある香りですので、お菓子作りにもおすすめです。単品スパイスを利用するよりもふくよかで優しい香りが楽しめます。

いつもシナモンを使っていたお菓子に、オールスパイスを利用してみてはいかがでしょうか?複雑で優しい香りが楽しめますよ。
また、オールスパイス単品で利用するだけでなく、シナモン+オールスパイスでクッキーやケーキ、ナツメッグ+オールスパイスでプリンなどのように、基本のスパイス+オールスパイスといったダブル使いをすればスパイスをより楽しめます。