Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

ターメリック
利用部位:根茎
別名:うこん

通称「うこん」と呼ばれるものには「春うこん」「秋うこん」「紫うこん」があります。
カレーの色付けに利用される【ターメリック】と呼ばれるものは、「秋うこん」です。
料理を鮮やかな黄色にし食欲を引き立ててくれます。

ターメリックの黄金色は、「クルクミン」という色素成分によるもの。
クルクミンは油溶性のため、油と一緒に利用するときれいな色が引き出されます。

<参考/基本のターメリックライスの作り方>
といだ白米 3合と水を通常通りに炊飯器にセットし、浸水させます。
炊く直前にターメリック(パウダー) 小さじ1/2を加え、軽く全体を混ぜ合わせてから炊きます。
サラダ油 小さじ1、またはバター 1かけを一緒に炊き込むのもおすすめです。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!カレーには欠かせないスパイス!野菜や卵などとの相性も抜群です。

◆王道! カレーにターメリック

カレー粉の主原料のひとつとして利用されるターメリック。カレーライスが黄色いのはターメリックの働きです。
カレーのソース作りにはもちろん、ライスを黄色くしたい時にも大活躍です。

<豆知識:カレーをこぼして出来た黄色いしみ。どうしよう?>
ターメリックの色素成分「クルクミン」の黄色いしみが洋服などについたときには、石鹸で軽く洗ってから陽に当てると自然に消えます。クルクミンは紫外線に弱いので比較的簡単に分解されます。
石鹸で洗う時に、黄色いしみが赤く変色してびっくりする事がありますが、これはアルカリ性である石鹸が作用して起こる現象なので慌てずに。水洗いして石鹸を落とせば元の黄色に戻ります。

◆野菜や卵との相性も抜群!

ターメリックは根茎を利用しますので、単体で嗅ぐと少し土臭いと感じる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、加熱すれば独特の香りは気にならなくなりますのでご安心を。
野菜や卵などとの相性も良いので、ターメリック風味の野菜炒めやオムレツなどにもご利用ください。
天ぷらやフライの衣に加えて色を楽しむのもおすすめ、鮮やかな黄色で食卓に彩りを添えてはいかがでしょう。
ターメリックの黄色の色素成分は油との相性が良いので、油と一緒に調理するとよりきれいに色付けができます。