Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

目にも美しい、高貴なスパイス サフラン。
開花したサフランの花から、3分裂しためしべを抜き取り乾燥させたものをスパイスとして利用します。
エキゾチックな香りが特徴です。
1kgのサフランを収穫するのに17万個の花が必要とされています。

料理をおいしそうに見せてくれるきれいな黄金色は、「クロシン」という色素成分によるもの。
クロシンは水溶性のため、水やワイン、お酢などにサフランを浸して色を出してから利用すると良いでしょう。
色が出た後のサフランは取り除かずそのまま用いても良いです。

<参考/基本のサフランライスの作り方>
といだ白米3合と水(分量外)を通常通りに炊飯器にセットし、サフランひとつまみを加え20分ほど色出しをします。
色が出たら軽く全体を混ぜ合わせてから炊きます。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!パエリアだけじゃない!お菓子などにも大活躍。

王道、ヨーロッパの郷土料理を作ってみよう!

南ヨーロッパや西アジアが原産地と言われ、現在の主産地もスペインやイランなどであるサフラン。
ヨーロッパの郷土料理に使われることでも有名です。
特に王道といわれるのが、スペインの「パエリア」とフランスの「ブイヤベース」ですね。

水溶性の色素成分「クロシン」を、水やワインに引き出し調理します。
料理全体を黄金色に染め、食欲を向上させてくれます。また華やかな香りも特徴的ですね。

他にはイタリアのミラノ風リゾットなどもサフランを利用したメニューとして有名です。

◆デザートやドリンクにもサフランの香りをプラス!

サフランは、料理以外のデザートやドリンク作りにも活躍します。

牛乳やアーモンドミルクに色と香りを加えたり、紅茶に香りをプラスしたりしてお楽しみいただけます。

また、デザート作りにもおすすめ。
パウンドケーキなどの焼き菓子の生地に加えても良し、生クリームを使ったパンナコッタなどのひんやりデザートに加えてもOK。
手軽に色と高貴な香りをプラスすることが出来ますので、いつものデザートにひと工夫ができますね。

サフランの色素は水溶性である点に注意していただくと、きれいな黄金色を引き出せます!