Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

地中海沿岸原産で、スキっとした独特の強い香りをもつローズマリー。
ラム肉や青魚などクセの強い食材の臭みけしとして利用されることでおなじみです。
一方で、チキンやじゃがいもなどの淡白な素材の風味づけに利用するのもおすすめです。

英語名のローズマリーという名には、「マリア様のバラ」が由来とされる俗説があります。
聖母マリアが幼いイエス・キリストとともに旅をしている時の夜、青いマントを白い花が咲いている良い香りのローズマリーの木にかけたところ、
翌朝には花はマントと同じ青色にかわっていたというもの。
聖母マリアを象徴するのがバラ(ローズ)であることから、このハーブを「マリア様のバラ(ローズ・オブ・マリー)」と呼ぶようになったそう。

そんなエピソードを持つローズマリーは、クリスマスの時期にもぴったりの香りですね。
今回は、ローズマリーの香りを、淡白な素材の料理に合わせる方法をご紹介します。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!クセのある食材だけでなく、淡白な食材の風味づけにも活躍します!

【チキンに合わせて、メイン料理に香りをプラス】

いつでも手軽に手に入るチキンは身近な食材。
ローズマリーのほのかな香りを移して調理するだけで豪華なメイン料理をお楽しみいただけます。

いつものチキンソテーを作るフライパンにオイルとローズマリーを加えて熱し、香りが出てきたところでチキンを加えて焼くだけでとても美味しいひと皿が出来上がります。
もちろん鶏肉に振りかけて焼いても美味しいです。

他に、鶏肉に合わせるソースにローズマリーの風味を移しても良いでしょう。
白ワインとローズマリーを煮詰めてバターを加えたソースや、マヨネーズに刻んだハーブを加えたものを塗って焼いても良いですね。

【メインにも、副菜にもなるじゃがいもにほんのり香りを添えて】

お子さまも大好きなじゃがいもは、おもてなしメニューにも活躍させたい食材です。
ローズマリーの風味を少し加えれば、簡単に料理がランクアップ。

ローズマリーとオイルを熱したフライパンでじゃがいもを炒めた付け合わせはシンプルな味わいながら箸が進みます。
じゃがいもを茹でる湯にローズマリーを入れて作る粉吹きいももおすすめです。
また、じゃがいもとローズマリー、バターを乗せて丸ごと焼いたローストはボリュームもたっぷり。

淡白なじゃがいもにローズマリーの風味が奥行きを与えてくれます。