
幸せが吹き寄せられるようにと願いが込められた煮物。オイスターソースの旨味が素材の味を引き出してくれます。野菜をおめでたい形に切って盛り合わせますが、できる範囲で作ってみましょう。
- 調理時間60分
- エネルギー99kcal
- 食塩相当量1.6g
材料 (4人分)
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里いも8個
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にんじん1/2本
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干ししいたけ4枚
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れんこん100g
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絹さや5枚
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銀杏(水煮)5個
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大さじ2・1/2
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酒大さじ1
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水450ml
作り方
- 【1】干ししいたけはあらかじめ戻しておきます。
- 【2】里いもは両端を5mmほど切り落として平らにし、縦に皮をむきます。半分に切り、面取りします。水または薄い酢水に浸した後、酢を少々加えた湯でやや芯が残る程度下茹でし、洗ってぬめりを取ります。
- 【3】にんじんは5mm厚さの輪切りにし、抜き型で梅に抜きます。戻しておいた干ししいたけは石づきを切り落とし、大きいものはそぎ切りにして半分に切ります。
- 【4】れんこんは皮をむき、1cm厚さの輪切りにします。大きいものは半分に切り、酢水に浸しておきます。
- 【5】絹さやは筋を取り、ヘタの方を三角に切り取ります。
- 【6】鍋に水を入れて沸かし、オイスターソースと酒を加え、干ししいたけ、里いも、にんじん、れんこんを加えて煮ます。材料が煮汁から出てしまう場合は、落し蓋をして中火で15-20分煮ます。里いもに竹串がスッと通るようになったら、絹さやを加えて軽く火を通して一度取り出します。その他のものは、火からおろして冷ましながら味を含ませます。
- 【7】器に彩りよく盛り、取り出しておいた絹さや、銀杏を散らすように盛り付けます。
- *飾り切り*
- ・【干ししいたけ】亀甲型(六角形)に切るとお祝いらしくなります。
- ・【里いも】六角形になるように「六方むき」にすると見た目も美しく、煮崩れしにくくなります。下茹でした後、洗ってぬめりを取ると味が染み込みやすくなります。
- ・【にんじん】梅型に抜いた後、花弁の間の谷から中心に向かって浅く包丁目を入れ、その包丁目に向かって花弁の中央から斜めに削ぐように切ると、立体的な「ねじり梅」になります。
- ・【れんこん】皮をむく前に輪切りにし、穴と穴の間をV字に切り取り、皮をむきながら穴の周囲を丸く整え「花れんこん」にすると仕上がりが華やかになります。
- ・【絹さや】矢羽根に切ると、縁起のよい破魔矢を連想させ、華やかにもなります。
- ・【銀杏】松葉をさして「松葉銀杏」にしてもよいでしょう。
- memo
- ・干ししいたけは水に浸して冷蔵庫で一晩おくと、ふっくら美味しく戻ります。
・煮物は冷める時に味が染み込むので、一度冷ましてからいただく前に温め直すとよいでしょう。
・作った煮物は大皿や、おせち料理ではお重など、一つに盛りつけるとより華やかに見えます。
・調理時間に干ししいたけを戻す時間は含んでいません。
1食分あたりの栄養成分
エネルギー | 99kcal |
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たんぱく質 | 3.1g |
脂質 | 0.3g |
炭水化物 | 22.4g |
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ナトリウム | 620mg |
食塩相当量 | 1.6g |