Q以前ローレルの苗をいただきました。食用(観賞用ではなくハーブとしてお料理に使える)なのですが、収穫時期やその後の使い方などについて教えて下さい。
A
ローレルは、日当たりが良く、水はけの良い土壌を好むハーブです。
水の与えすぎに注意し、春(3~4月頃)に剪定をすると丈夫に育つと言われております。
葉は、一年を通して収穫でき、生のままでも食用として利用できます。
生の葉(フレッシュ)と乾燥させた葉(ドライ)では、香りの感じ方が異なりますので、お好みで使い分けて頂ければと思います。
- 生のままのもの(フレッシュ)
フレッシュならではの青々とした爽やかな香りが特徴です。
若干の苦みを伴います。 - 乾燥させたもの(ドライ)
生のままより香りが増し、苦みは弱まります。
乾燥させる際のポイントを2点ご紹介致します。
- ①葉は1枚ずつ切り離し、丁寧に乾燥する
(剪定した枝のまま乾燥すると褐色(茶色)になってしまうことがあります。) - ②風通しの良い半日陰で乾燥する
(直射日光にあてて乾燥させると、葉の色が褐色してしまいます。)
次に、ローレルの活用法をご紹介致します。
ローレルは、生臭みを消し、素材の味を引き立てたり、さわやかな香りづけに幅広く使える便利なハーブです。
例えば…
- 肉や魚介を使った煮込み料理(シチューやカレー、ピラフを炊くときなどにも)
- 焼き物(魚のホイル焼きなど)
- 漬け込み料理(マリネ、ピクルスなど)
- 乳製品を使ったお菓子(プリン、パンプディングなど)
ローレルの料理での活用法や使う時のポイントについては、こちらで詳しくご紹介していますので、ご参考になさって下さい。
また、食以外での利用法では、昔から米の虫よけになると言われております。
乾燥させた葉を米びつに入れてみてはいかがでしょうか。
ここでも、葉に数箇所切れ目を入れての使用をおすすめします。
是非生活の様々な場面でご活用頂けたらと存じます。
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