スパイスの歴史に関するお話家庭用「コショー」発売

カレー粉と並んで、日本人が作った独自のスパイスの一つが「コショー」です。こしょうそのものは大変長い歴史がありますが、本格的に日本で広まったのは、食の分野でも急速な洋風化が進んだ戦後のことです。この洋風化の過程で日本人は、単なるこしょうでなく、ホットな黒こしょうと芳香豊かな白こしょうを絶妙な比率でブレンドし、かつ香りがふわっと広がるよう微粉末に加工するなど、世界に例を見ない独自の「コショー」という形態を生みだしました。これも、日本人ならではの繊細な味覚感覚が存分に発揮されて作られた独創的なスパイスの形態でしょう。

エスビー食品が“発明”した、「コショー」