ご案内スパイス&ハーブマスター磯部友美
ってどんなスパイス?
素材の臭みを和らげ上品な香りに仕上げるのに役立ちます。
ホールタイプは煮込み料理に欠かせません。葉をちぎって切込みを入れたり、軽くもんだりして使うとより香りが出ます。
入れたままにしておくと苦みが出ることがあるので、出来上がったら取り除くようにしましょう。また、長時間煮込むときは1時間程度で取り出すと良いでしょう。
これ以外にも、肉や魚のロースト、ピクルスやマリネなどの香りづけや臭み消しにと大変用途の広いハーブです。爽やかな香りは、さっぱりしたメニューの風味づけにもぴったりです。
また、菓子類にも使われ、特にプリンやパンプディングといった乳製品で作るものと好相性です。材料の牛乳にローレルの香りをうつすなどして使うと、爽やかな風味が加わります。
※ローレルの種類について
ベイリーブス(英名)、ローリエ(仏名)、月桂樹の葉(和名)・・とさまざまな呼び方がされますが、一般的にはどれも同じものを指します。ただし、商業的にはアメリカ産のものをベイリーブス、地中海産をローレル(ローリエ)として区分することもあります。エスビー食品でも、地中海産を「ローレル」として主に販売しながら、アメリカ産を「ベイリーブス」として取り扱いをしています。アメリカ産(ベイリーフ)は地中海産(ローレル)と比べて細長い葉で香りのすがすがしさが強く、苦みが多少効いているのが特徴です。風味の多少の違いはありますが、それぞれ同じように使うことができます。