Pick Up! スパイス&ハーブを使いこなそう!ミニ講座&おすすめレシピ

ご案内スパイス&ハーブマスター遠藤由美

ってどんなスパイス?

独特の風味と辛みをもつ、アブラナ科のスパイスです。
葉の部分もハーブとして食用にしますが、スパイスとして利用するのは種子の部分です。
日当たりがよく肥沃な土壌を好み、高さ1~1.5mほどに成長します。

日本では、平安初期の宮中の年中儀式や制度などを記録した書物「延喜式」の中に、租税作物のひとつとして芥子の名を見ることができます。
また、天皇の食事にも食料のひとつとして芥子が記録されていることから、すでに調味料、薬味として使用されていたことがわかります。

最近はペースト状のからしだけでなく、粒状のホールタイプをスパイスとして主にカレー作りなどに利用することも増えています。
フライパンに油と一緒にマスタードシードを加え、加熱しながら油に香りを移して調理します。
マスタードシードははねやすいので、蓋をして周囲に飛び散らないように注意して加熱しましょう。

利用部位
別名

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使いこなしポイント!マスタードシードを料理に使ってみよう

本格カレー作りに

スパイスから作るカレーにマスタードシードを利用してみましょう。
調理の最初の段階で、フライパンに油とマスタードシードを加えてフタをして中火で加熱します。パチパチと弾ける音が聞こえなくなればOK!
クミンシードやシナモンスティックなどお好みのホールスパイスと一緒に利用するのもおすすめです。

カレーに香ばしさを加えたい時には、パチパチと弾ける音がしなくなっても、もう少し長く加熱します。
焦げる直前まで加熱すると、マスタード独特の風味は薄れてしまいますが、カレーに香ばしさがプラスできます。