ダイジェスト版
パート1
パート2
料理家
栗原 心平さん
(株)ゆとりの空間の代表取締役社長。会社の経営に携わる一方、幼い頃から得意だった料理の腕を活かし、料理家としてテレビや雑誌などを中心に活動。仕事で訪れる全国各地のおいしい料理やお酒をヒントに、ごはんのおかずやおつまみにもなるレシピを提案している。
アーティスト
鈴木 亜美さん
歌手、タレント。1998年「love the island」でデビュー後、「BE TOGETHER」などポップな楽曲で数々のヒットを飛ばす。
2015年1月、フードアナリスト2級の資格を取得。自身のYouTubeチャンネルでは、子供とのありのままの日々や簡単時短料理などを投稿し人気を集めている。
今年デビュー25周年を迎え、マルチな活動を展開中。
動画でも登場した栗原心平さん考案の
SPICE&HEBRシーズニングを使った
アウトドア飲みにぴったりのアレンジレシピです。
キャンプごはんのレシピも数多く発表している心平さんに、
アウトドアでのお酒とおつまみづくりが、もっと楽しくなるコツを教えてもらいました。
料理しながら夜までゆったり。
自然の中で味わうお酒は格別。
アウトドア飲みの魅力は、やっぱり開放感とか非日常感ですよね。年に数回ほど家族とキャンプへ行くのですが、お酒は絶対に欠かせません。お酒がなかったらキャンプじゃない!という感覚です(笑)。夕暮れあたりから夜まで、料理をしながらずっと飲んでいます。
うちのキャンプ料理といえば「バックリブのロースト」が定番。冷凍した塊肉を自然解凍させて、それをマリネしてからグリルでじっくり蒸し焼きにするというもので、最後にBBQソースを塗ってバーナーで炙って仕上げます。すごく柔らかくて、子どもたちにも、お酒好きの大人たちにも大好評。キャンプに行くときは必ずリクエストされます。
料理もおつまみづくりも肩の力を抜いて。
鍋1つだけでも楽しみ方はいろいろ。
おつまみに関しては、キャンプ場の近くのスーパーや道の駅で見つけたものを使ってパパっと作ることが多いですね。漬物を炒め物にアレンジしたり、こんにゃくが手に入ったら煮物にしたり、ネギを丸ごと焚火に突っ込んで焼くだけでも、いいおつまみになります。
アウトドアで料理やおつまみづくりを楽しむコツは、いい意味で“適当”にやること。例えば調理道具や調味料などが少しくらい足りなくても気にしない。極端な話、バーナーと鍋が1つずつあれば十分。調理の段取りを工夫すればしっかり楽しめますから。
焼きものからはじめて、炒めものを何品か作って、その後、カレーなどの煮込み料理という流れなら、途中で洗い物をする必要もないですし、ペーパータオルで鍋を拭く程度で済みます。炒め物なんてサクッと何品でも作れちゃうし、なんなら鍋を拭かなくたってOK。ちょっとくらい味が混ざってもいいんです。アウトドアなんだから。
S&Bシーズニングは、そういった楽しみ方をする時にも便利ですね。吸湿性が高いのでべチャッとしづらいですし、味の吸着もいいので、炒め物などいろいろと応用が効きます。次はキノコ行くよ!その次はシーフード!といった感じでいろいろな食材を次々に炒めて行くのも楽しいですし、アヒージョを作るなら、ネギを焦がしてから入れたり、調理法をちょっと工夫することで様々なアレンジが楽しめると思います。
一品ずつ料理しながら、食べて飲んで……。
楽しい時間が、ずっと続くように。
アウトドア飲みというと「焼肉で乾杯!」みたいなイメージがありますけど、僕の場合は、そういうメインイベントをあえて設けず、小さな波をいくつも作ることを心がけています。みんなで火を囲んで、一品ずつ料理しながら食べたり飲んだり……。瞬間的な盛り上がりではなく、小さな楽しさが次から次へと出てくる方が、結果的に幸せ度が高くなると思うんですよね。
小さなことを気にせず、肩の力を抜いて。ドカンと一発ではなく、少しずつゆったりと。キャンプでも、庭でのバーベキューでも、お酒好きの人なら、きっとこういうスタイルの方がしっくりくるかと思います。