加工方法を見学しよう

FACTORY

世界の産地から日本に運ばれてきたスパイスやハーブが、食卓に届くまでどのように加工されているのかご紹介します。

原料から製品になるまでの流れを見てみよう

スパイスやハーブは、産地で収穫されてから、丁寧な選別や加工を経て使いやすい形になり、みなさんの食卓に届けられます。

①原料の選別

収穫された原料をよく見ると、夾雑物きょうざつぶつと呼ばれる枝や茎、殻などが混じっています。おいしさと安全・安心のためには、こうした余分なものを丁寧に取り除くことが大切。複数の方法を組み合わせることでしっかり選別しています。

形による選別(転がり選別機)

傾斜をつけたベルトコンベアを使い、丸みのある原料と、丸くない枝などに選別します。

軽さによる選別(風力選別機)

風の力を使って、原料よりも軽い茎や殻などを吹き飛ばすことで、良品だけを選別します。

重さによる選別(比重選別機)

傾斜した台に、振動とともに台の下から風を当てることで、比重の大きい原料だけを選別します。

中身による選別(磁力選別機)

先端に磁石を取りつけたベルトコンベアを使い、磁性のある異物を取り除きます。

色による選別(色彩選別機)

カメラで色の違いを見分け、規格外の色の粒をはじいて良品だけを選別します。

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②粉砕し、粒を揃える

スパイスやハーブは、原料の形そのままの「ホール」から、それを粉砕した「あらびき」「パウダー」まで、料理や用途に合うようにさまざまな粒度に加工されます。

粉砕されたスパイスやハーブは網に通され、一定の粒の大きさに揃えられます。数種類のスパイスを混合して作られるミックススパイスでは、粒の大きさを整えることで混合状態を安定させることができます。

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コラム

香りを最大限に活かす、
こだわりの製法

スパイスやハーブを粉にする際、熱が発生すると、本来の香りを損なってしまうことがあるのをご存知でしょうか?エスビー食品では、おもちをつく「きねとうす」のような機械で原料を粉砕する「スタンプミル製法」にこだわっています。この製法は熱の発生が少なく、スパイスやハーブの香りを損なわずに加工することができます。

③容器に詰める

粒の大きさが整ったスパイスやハーブは、それぞれの容器へ。こうしてさまざまなチェックをクリアして、工場からみなさんの食卓へと届けられます。

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同じように見えて、
少しずつ違います

キッチンや食卓に並ぶスパイスやハーブの小瓶。同じように見えても、エスビー食品のSPICE&HERBシリーズの容器は、種類ごとにキャップや中栓のかたちが異なります。スパイスやハーブの種類に合った保存方法や振り出しやすさにこだわっています。

ワンタッチキャップ 1穴 5穴、スクリューキャップ 穴なし 1穴 6穴