忍野試験農場は、スパイス&ハーブに特化した試験農場として、様々なスパイス&ハーブの原種を導入・維持しながら、その品種特性を検証し原料として商品として、そしてお客様への情報発信に向けた基礎研究を進めています。今回は、そんな研究活動業務の中、現場スタッフだからこそ味わえるフレッシュ・ハーブティーのお話。
農場で育てている朝摘みのハーブにミネラルウォーターのお湯を注ぐと、一気に香気が立ちのぼり、摘みたて入れたてのハーブティーで至福の一時が得られます。このぜいたくな経験を、より多くのお客様にご案内したく、忍野試験農場ではゲストの皆様へのおもてなしとして、毎回ご提供させて頂いています。
また、社内研修の一貫としても、このフレッシュ・ハーブティー試作という時間を取り入れています。研修生はハサミを持って農場内のハーブを自由に摘み取り組み合わせ、個性豊かなオリジナルのハーブティーが披露されます。
ここでは、いくつかある『忍野ブレンド』の中から、好評を博したハーブティーをご紹介します。
組み合わせ
- スペアミント
- レモングラス
- コモンタイム
- ローズマリー
- ワイルドストロベリー
- レモンバーベナ
- ステビア
コンセプト
疲れをとるのにちょっと甘みを(ステビア)、爽やかさ(スペアミント・レモングラス)のほかにアクセント(コモンタイム・ローズマリー)を、そして甘い香りなど(ワイルドストロベリー・レモンバーベナ)をフレーバーとして加えたブレンドです。
香りも味も違うハーブ。
無限に組み合わせる事ができるだけに、どうブレンドしておいしいハーブティーに仕上げるかの試みは、ファクトリーでの実験作業のようなものです。
ハーブを入れ、お湯を注いだポットの中でどれだけのバリエーションを広げ、おいしいハーブティーに仕上げられるか…。この差は、ハーブの個性をどれだけ知って、それを引き出せるか、というシンプルな事の延長にあるようです。